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今回はトイレの水漏れの話ですが、お急ぎの方のためにオチから言ってしまうと、トイレ本体ではなくトイレタンクの本体と蓋との隙間からでした。ショボい。重大でも何でもない。
水漏れと言えば、以前、台所のシンクの下が水浸しになって大騒ぎしたことがありました。こっちの方がよほど重大でした。
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築30年にもなってくると、水は漏れる、壁紙は剥がれる、カビは生える、タイルはひび割れる、庭の物干し台のパイプは腐食してるなど、まぁ色々ヤバい所はあるわけです。
で、明らかに今まさに生活に支障が出ているところだけ、私が補修していくわけですが、やはり水回りは最重要事項です。ちなみに父は典型的な「言うだけ番長」なので何もしません。
母いわく、「アンタはおじいちゃんに似ている」とのこと。ずっと昔に亡くなった祖父は大工ではないが家を建てられるぐらいの技量を持った器用な人だったらしい。ミシンも使えて、なぜかバイオリンも弾けたらしい(何者?w)
私は祖父ほど器用とは思いませんが、少なくとも父よりはマシなので、今回も、父の「トイレの床が水浸しやぞ」という号令にて調査を開始することになりました。
うちのトイレは、特に特別なものではなく、昔ながらの手洗い付きタンクのトイレです。
とりあえず水を流してみて、どこから漏れているのか見たのですが、どこも漏れていない(ように見えた)。
しかし、時間が経って見に行くと、床が濡れている。配管は濡れていないし、水が落ちている位置から考えても配管ではない。
そこで疑ったのは、トイレタンクの横の穴を塞いでいる丸い蓋です。ゴムが劣化して漏れているのではないか?と思ったのです。なので、キッチンペーパーを養生テープで貼り付けて様子を見ました。
何回か流すとペーパーが湿ってくるので、確かにこの辺りが原因っぽい。でもここではない気がする…
何かがおかしいと思いながら、キッチンペーパーを交換しながら1年以上経ち(ちゃんと調べる気ないだろw)、ついに、タンクの蓋と本体の隙間からだとわかりました。
ダラダラ漏れるというより、染み出て不規則に水滴が垂れるみたいな感じだったのかと思いますが、ずっとトイレにこもって見続ける情熱もなかったので、水が垂れる瞬間に出くわすまで放置していました。
漏れてくるなら何かで塞いでしまえばいいのでは?と思い、Amazonで見つけた薄い固めのスポンジテープを貼り付けました。
本当にこんな方法でいいのかどうかはわからないのですが。。。
タンクの蓋を外すのが面倒で、持ち上げたりずらしたりしながら貼りました。蓋を外したことがないのですが、ホースが蓋にネジ止めされているらしいので、いつか本格的にタンクを掃除する時は外そうと思います。
無理くりな体勢でテープを貼ったので、ところどころ歪んだりしてるんですが、なんとか一周貼れました。タンクの蓋ってすごい重いのな…腰をやられそうでした。
タンク周囲が110cmぐらいで、余分に切って120cm使いました。買ったテープが10mの2本組なので、あと、18m80cmも残っています。ドアや窓の隙間にも貼れるかもしれないと思って2本組を買ったのですが、はたしてほんとに使うのだろうか…
テープを貼りながら思ったのは、「もともとここは何かシーリング材っぽいものがあったのでは?」です。というのも、何かがあったような形跡があったので。シーリング材が自然になくなったとか、ボロボロになって掃除の時に剥がしてしまったとか。そして、それは昨日今日の話ではないはず。
うちのタンクの形状は、本体よりも蓋の方が少し大き目なので、掃除の時など何かの拍子で当たってズレたりするのですが、その時には陶器が擦れたような音がしていました。それは最近の話ではなくずっと前からです。もう5年も10年も前からシーリング材はなかったのでは?
ではなぜ、水漏れに気づいたのがここ1年なのでしょう?
そこで鍵にになるのは父です。
父は、前世で水で酷い目にあったのか?というぐらい水滴が嫌いです。例えば雨の日、私が警報レベルでないと傘をささないのとは違い、父は一滴の水にも当たらないように必死です。洗濯物の部屋干しも嫌いでよく母と喧嘩しています。加湿器などもってのほかで当然うちにはないです。
うちにはないですが、もし加湿器を置くとしたら蒸気が出ない、加湿器に見えなさそうなやつで、なんか嘘のカタカナの名前でも作って言えば置けるかもしれませんが…
とにかく水が嫌いな父なので、洗面所の床がちょっと濡れているだけで大騒ぎです。そんな父が、トイレの床に水たまりがあれば気づかないわけがないので、水漏れが始まったのは、父が退院して元の生活に戻り始めた1年前ぐらいからではないかと推測します。
ここ1年で変わったことは、家の掃除をほぼ全部私がするようになったことです。あれだけあちこち掃除ばかりしていた母が、とうとう風呂掃除もトイレ掃除もしなくなってしまいました。認知症ってほんと怖い…
私は面倒くさがりで掃除は嫌いですが、衛生上トイレを汚れたままにするわけにはいかないので、できるだけ掃除の回数を減らすためにブルーレットを置くようになりました。それがだいたい1年前です。
私が子どもの頃の昭和時代のブルーレットは超濃い紺色の液で、小便も大便もなかったことにするかのごとく、それはそれはえげつない色のブルーレットしかなかったですが、昨今のブルーレットは水に色がつかないのも売られていて、これなら排泄物の色で健康チェックをする人でも使えます。
ブルーレットを置くまでは、花飾りが刺さっていました。花飾りはおそらく母がトイレをオシャレにしようとして置いたのだと思いますが、家が建った30年前はそもそもブルーレットは置けませんでした。
家が建った頃は、付近一帯が汲み取り式で、いわゆる「簡易水洗」だったので、浄化槽が痛むのでタンク上に置くタイプの洗浄剤は使用してはいけないことになっていました。
私が実家に転がり込んでから汲み取りのトラックを見たのは数回なので、10年ぐらい前にはもう下水式になっていたと思います。なので、今は普通にブルーレットを置くことができます。
花飾りからブルーレットに変更したことと水漏れに何か関係があるのか?と思うでしょうが、たぶんあるのです。
変更したタイミングと水漏れし始めたタイミングが同じです。ちょっと説得力に欠ける理由ではありますが。
トイレの水を流すと、手洗い式の場合、上からタンク内に水が降り注ぎます。タンク内には色々な装置があってごちゃごちゃしているので、降り注いだ水が、装置や水面に当たってタンク内で激しく飛び散らかります。蛇口から装置や水面までにけっこうな距離があるため、想像以上の水しぶきです。
とっくに捨ててしまってもうありませんが、花飾りはかなりモサモサしていたので、水の衝撃をかなり和らげていたと思います。
ところで、タンクの上に置く花飾りは通常、下向きの長い茎などはなく、タンクの穴に落下防止の網などを敷いて、その上に花を置くようになっていいます。我が家の花飾りもてっきりそうなっていると思っていました。
ボロボロだから捨てようと思って持ち上げたら長い茎が出てきたので「ん?」となりました。本来は花瓶に刺して飾る花がそのまま穴に突っ込まれていたのです。何かが落下して詰まらなくて良かったです。
1年前、花飾りをとっぱらったのは私です。深く考えずに捨てましたが、これが致命傷だったと思っています。
シーリングがあれば外へは漏れなかったはずですが、シーリングがないため、最後の砦だった花飾りを私がとっぱらったことが引き金になって水漏れが始まったようです。
ブルーレットでもクッションになっているはずでは?と思って、流している最中にタンクを覗いてみたのですが、その感想は「ほぼダイレクトじゃね?」でした。
ブルーレット水のしぶきを顔面に浴び続けるのは肌とメガネに悪そうなので確認は1回しかしてませんが。
犯人は私で確定ですが、謎もあります。同じメーカー同じ形状同じ大きさで、シーリングされている様子もないのに、2階のトイレタンクは水漏れしていないのです。
気づいた違いは、2階のトイレの方が、タンクの蓋の裏とタンク内部の側面の上側の汚れが酷いことです。もしや2階のタンクは1階のタンクほどブルーレット液が内部で飛び散っていないのでは?
となると、そもそも水圧が弱いとか、内部装置の角度が微妙に違っていて水の飛び散り方が違うとか、何か根本的な理由があるのかもしれませんが、それを調べる方法は思い付きませんし、調べようという情熱もないです。
謎は残るものの、シーリングを施した結果、水漏れはおさまっているので、一応は解決したということにします。
様子を見るために貼っているキッチンペーパーは、1週間以上経っても湿ってこないので大丈夫だと思います。
ただ、私が貼ったのは密閉用のゴムなどではなく、隙間を埋める用のスポンジなので、完全な防水になるのかどうかはわかりません。多少は漏れても、キッチンペーパーに沁み込んで乾くぐらいであれば問題ないので、キッチンペーパーは今後も貼ったままにしておきます。
前から父が石鹸で手を洗いすぎることが気になっていました。新聞を取りに行く、洗濯物を干す、洗濯物を取り入れる、トイレに行く、その度に石鹸で手を洗うのです。しかも長時間。
トイレにいたっては、トイレ内で手を洗ってさらに洗面所でも石鹸で洗うというダブル手洗いでした。なので、年中ずっと手荒れでした。特に冬は、皮膚の脂がなくなり、手がパンパンに腫れ、アカギレだらけになって出血しまくっていました。
潔癖症が行き過ぎて強迫性障害だと思うのですが、手荒れから感染症にかかるのではないかと心配でした。
どうにか手洗いの回数を減らす方法はないものかと思っていたところ、今回の水漏れ事件で、「床の水たまりの原因が自分の手洗いのしぶきではないか?」と疑っていた父は、トイレ内での手洗いをしなくなりました。「手を洗いたい衝動」よりも「水嫌い」の方が勝ったようです。
少しでも手洗い回数が減っている「今がチャンスだ!」と思った私は、まず本を読ませました。
『手を洗いすぎてはいけない~超清潔志向が人類を滅ぼす~』という本です。
手をガンガン洗いすぎると逆に手が汚くなって健康にも悪影響を及ぼすという内容の本です。
父は昔から「先生」と呼ばれる肩書きを持つ人を無条件に崇拝する傾向があります。昭和の戦前戦後ぐらいの人って「先生=えらい人」のイメージが強かったりしますが、父は特に強い気がします。
なので、肩書きのない家族の助言より、どこかの学者や医者が書いた本を信じやすいです(そのぶん、トンデモ医療にもひっかかりやすいと思いますが…)
「お医者さんが言ってるんだから、まずは3日間だけ石鹸をやめてみよう」から始めると、やらせた私もびっくりするぐらい手の腫れがひいて肌の色が変わってきました。
ラッキーなことに、ちょうど効果が出てきたタイミングで、月1回訪問してくれるケアマネさんが「手がきれいになりましたね」と言ってくれたので、それで気を良くして、それ以降の手洗いの回数もぐんと減りました。
本と同じようなことを何年も言い続けてきた私のことは信じてくれずに、「お前ら(私と母)がおかしいんじゃ!不潔じゃ!」と逆ギレしていたのに、医者が書いた本を読ませただけでこうなりました。
世の中にはたくさんのトイレ洗浄剤が売られていますが、トイレメーカーは推奨していないのだそう。プロのお掃除屋さんもです。
タンク内には装置が色々あって、洗剤が故障の原因になるからと。
私なんざ、タンクの上に置くだけの洗浄剤だけでなく、タンクに放り込む洗浄剤もたまに使ったりするというのに。
タンクに放り込む固形ドボンタイプの洗浄剤は排水弁に詰まりやすいからやめましょうとか、タンクに放り込む粉タイプも洗剤が装置の隙間に入り込んで故障の原因になるからダメですとか、便器内にスタンプする洗浄剤もぐるぐる回る水がスタンプに当たって外に飛び散って温水便座の電気系統を痛めるから使ってはいけませんとか…
だったら洗剤は一切使わず、頑張ってすべて自分で水だけで手洗いしろということになりますが…嫌です。
洗剤が故障の原因になると言われれば、それはあるかもしれないとは思いますが、「じゃあトイレ洗浄剤は一切使いません」とはならない。個人的には、せいぜい「固形ドボンはやめておこう」と思うぐらいです。
最新トイレにリフォームして汚れが全然つきませんみたいな感じになれば、トイレ洗浄剤も使わなくなるかもしれませんが、タンクや便器がバキバキに割れて使えなくなるぐらいの衝撃的な事件がない限りは今のままでしょうから、私はこれからもトイレ洗浄剤を使います。
何はともあれ、トイレの床に水たまりができる心配がなくなってよかったです。父も文句言わなくなったし。
父は何でもすぐ「買い替えろ」と言う人です。物が壊れた時、「大金がかかりそうだからこのまま我慢しようとか、自分でなんとか修理しよう」とは思わないようで。
お金の管理をすべて母に任せていて、自分の通帳を見たこともないしATMでお金をおろしたこともないので金銭感覚がないらしい。どうも自分は金持ちだと勘違いしている節があります。知らないって幸せだなと思う。
原因もわかっていないのに「トイレを買い替えろ」などというアホな意見は秒で却下です。
タンクや便器が割れていてパテを埋めてなんとかなるレベルではないとか、配管からの水漏れでパッキンを交換したら直るレベルではないとかであれば業者を呼びますが、素人が何とか対処できるレベルの不具合であれば私が何とかします。
トイレをリフォームすると15~30万はかかるだろうに。そんな大金があるなら、折れたハンガーをガムテープで補修して使うのをやめて新しいのを買おう。洗濯物を干せればいいとはいえ、プラスチックが劣化して3日に1本ずつのペースでハンガーが折れて、もうガムテープで巻いてないハンガーの方が少ないのに。。
以上、トイレタンクから水が漏れていた話でした。
うちもブルーレットです。
いまの家に来たら、水流が弱くてブルーレットが上手く機能していない気がしています。もうしばらく様子を見て、ダメならもっと小さいタイプに変えなきゃかもしれません。(めんどくさいめんどくさい)
いま我が家も水回り難状態にあっていて、洗面所のお湯がでないから始まり、昨日は洗濯機用の蛇口の水漏れでした。新しいはずなのに!
適当に仕事してる奴が多くてホント困りますよねぇ。。。
KYOさん、こんばんは!
私んちより、よほど大変そうですね。。壁紙の剥がれなどと違い、水回りの不具合は気づかなかったことに出来ないしね。。