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今回は、歯医者でマウスピース(ナイトガード)を作ってもらった話です。
ナイトガードとは、睡眠時専用のマウスピースです。歯ぎしりや食いしばりから歯やあごを守るものです。症状そのものが治るわけではないのだけど、歯医者で相談して作ってもらいました。
昔、市販のマウスピースを試したことがありますが、私はもともと顎が小さいせいもあって、成型するタイプは口の中でのゴツゴツ感が気になって眠れないし、奥歯だけのタイプは寝てる時に飲んでしまいそうで怖いということで、結局あまりつけなかったです。
今回、歯医者でナイトガードを作ってもらおうと思い立ったのは、ちょうど奥歯が痛かったから見てもらいたかったのと、その隣の歯に穴が開いていたからです。
子どもの頃から歯ぎしりが酷かったのですが、大人になっても変わらないらしく、朝起きたら顎が痛かったり肩がこっていることが多かったです。
私の口の中の歯茎(下顎)には「骨隆起」という骨のコブがあります。歯ぎしりと食いしばりが酷い人がなりやすいと言われていて、痛みがある・大きすぎて支障が出る場合は切除するそうです。私は痛みもないし、さほど大きくもないので放置しています。
子どもの頃からガチャ歯ですが、50年以上も歯ぎしりしていれば、今のこの状況はさもありなんです。
もともと奥歯は、長年虫歯治療を繰り返しているため、歯茎が腫れたり膿んだりすることは想定内で、痛みのピークを迎えると症状が治まるので、様子を見ていました。
しかし、ここ数ヶ月、痛みのピークを迎えないまま四六時中微妙に奥歯が痛いのが続き、しかも、気が付けば隣の歯に穴が開いていて、これはいつもと原因が違うなと。
朝起きた時の顎の痛みや肩周辺のコリからして、これは歯ぎしりと食いしばりだなと思い、歯医者の予約を取りました。
市販のマウスピースはゴム製のソフトタイプ、歯医者で作るナイトガードはレジンのハードタイプなのだと。
噛み応えが違います。家で作ったマウスピースは”グニュ”、歯医者で作ってもらったナイトピースは”カチッ”です。
ハードタイプは乾燥すると割れるので水につけておくか、湿らせたティッシュなどを入れた袋で保存するように言われました。
歯に合わせて成型されており、余分な出っ張りがないのでコンパクトです。
基本は水洗いで大丈夫ですが、汚れが気になるときは、マウスピース用の洗浄剤を使ってくださいと言われたので、洗浄剤も買いました。
私のナイトガードは下の歯用です。
ネットを見ると、通常、ナイトガードは上の歯につけるそうです。しかし、「ナイトガード装着は上下どちらでもかまわないが、上顎が小さい人は下につける方が付け心地がいい」という記述もあったので、もしかしたらそうなのかな。
私、顎が小さいです。レントゲンを撮る時に噛まされる器具とか、ナイトガードの型を取る器具とか、助手の人が器具を口の中につっこむのが大変そうですし、私も口が裂けるのではないかと思うぐらいです。
歯型を取る時は、上の歯も下の歯も取りました。それで下の歯用になったということは、噛み合わせや治療の具合などで、先生が下の方が良いと判断してのことでしょう。
自分で判断したのなら不安ですが、歯科医院でそうなったのですから気になりません。
奥歯が痛いので予約を取りましたが、隣の歯も重症でした(◎_◎;)
先生に「歯の側面が吹っ飛んでるね」と言われたのですが、吹っ飛んだ部分はどこに行ってしまったのでしょう?食べたのか?謎です。
見せられたレントゲンの記憶から、奥歯とその横の歯はたぶんこんなイメージです。
他の歯も微妙に欠けたりヒビが入ってたりするので、ますます「こりゃナイトガードした方がいいね」ということになりました。
歯の根元まで(歯茎の下の方まで)欠けており、神経ギリギリまでいっていたため、麻酔を打って処置することになりました。
痛み止めの薬を出され、「麻酔が切れて、これを飲んでも痛くてどうもこうもならないという場合は、電話してきてください。次の予約まで待たなくてもすぐに見ます。たぶん神経を抜くことになります」と言われました。
今のところ、薬を飲むほど痛くもないし、どうやら大丈夫そうかなと思います。
ところで、よく「歯医者でマウスピースを作ると高い」と聞きますが、そうでもなかったです。
欠けた歯の処置やレントゲン撮影などを入れて5,780円だったので、私のナイトガードは3,000円ぐらいじゃないでしょうか。1万円ぐらいするのかと思っていたのでホッとしました。
ソフトタイプのマウスピースは、食いしばりや歯ぎしりを強めることもあるそうなので、時間が取れるのなら歯医者に行ってハードタイプを作ってもらうほうが安心だと思います。
実際、私は、まだ短期間ですが、着け心地がよくて快適です。睡眠を妨げられることもなく、朝起きた時の顎の痛みや首肩の痛みがかなり軽減されています。
ナイトガードは、症状を治療するものではないため、何事もなかったようにはなりませんが、今までは朝起きると首肩がまったく動かなかったのに、ナイトガードをして寝ると首を動かせるので、効果は出ていると思います。
そして、奥歯だけでなく、かろうじて耐えている他の歯を守るために必要だったのです。
ところで、今回、人生で初めて歯医者で「歯はちゃんと磨けてるね」と言われました。
歯が欠けた原因は、食いしばりであって、歯そのものはちゃんと磨けていたのです。せっかく磨けていたのに、結局は歯ぎしりと食いしばりでやられるって、なんか複雑な気分ですけども。
歯ぎしりと食いしばりはともかく、おととしに買ったジェットウォッシャーの力はすごいかもしれない。
マウスウォッシュ液を使ったり通常の歯磨きもしているので、ジェットウォッシャーだけの力ではないのですが、歯磨き手順で、今までと明らかに違う点はジェットウォッシャーなので、これの効果は高いと思います。
もう今さら手遅れなのはわかっていても、歯を磨かないという選択肢はないので、頑張って磨くわけですが、私は昔から、歯磨き粉に関してはすごく飽き性です。
常に複数の歯磨き粉を併用しています。味なのか見た目なのか、何に飽きているのか自分でもハッキリしないのですが、20代の頃からそうで、常に2~4種類ぐらい併用してて、朝と晩で全く違う歯磨き粉を使っているのは普通のことです。そしてそれは50代になっても変わりません。
今は、歯磨き粉が2種類と、歯磨きジェルと、クリーニングジェルあります。加えて、マウスウォッシュ液が2種類あり、その日その時の気分で適当に組み合わせて使っています。
ここ数年は、二度磨きがクセになっています。
歯ブラシ → マウスウォッシュ → ジェットウォッシャー → 歯ブラシ
が、私の標準コースです。
とはいえ、マウスウォッシュを先にしてみたり、ジェットウォッシャーは夜だけにしたり、たまには歯間ブラシをしてみたり、適当です。
クリーニングジェルは週2回までにしています。研磨剤で歯を削るので毎日使ってはいけないのだそう。というか、もう初老だし歯が弱ってるし、そもそも使ってはいけない気もするのですが…
二度磨きの2回目歯ブラシでは口をゆすぎません。スウェーデン式を意識しています。
ただし、カムテクトでスウェーデン式はやりません。他社の歯磨き粉を寄せ付けないぶっちぎりに独特な味で、長時間口の中にとどめておくと味覚がバカになりそうなので。
結果、1回目はカムテクト、2回目はConCoolジェルコートF か クリニカPRO のことが多いです。
カムテクトとConCoolジェルコートFは長年のお気に入りなので今後も使い続けると思いますが、クリニカPROにはさほど思い入れがないので、他に気になった製品があれば実験的にコロコロ変わると思います。
市場には薬用ハミガキが多すぎて、何が何やらわかりませんが、私のメインは10年ぐらい変わらずカムテクトです。「重曹配合」がウリの、ちょっとジャリジャリしていて、ミントを感じる塩味という、独特な味の歯磨き粉です。
発売した当初(2014年頃)は、ハミガキ剤の色がどぎつい赤オレンジでした。歯茎から血が出てても認識できないという。味も今より薬っぽかったと思います。さすがに色と味が不評すぎたのか、リニューアルされるたびに色が薄くなってピンク系にシフトしていき、今は薄いピンクに、味もマイルドになりました。
昔は値段も高かったです。歯科医が患者におすすめする歯磨き粉として、そっち界隈では有名だったようですが、一般市場ではマイナーがゆえに値段が下がらなかったのではないかと。近所の店には圧倒的知名度のシュミテクトしか置かれていなくて、いつもネットで買っていました。
値段が高くても使っていたのは、カムテクトで歯茎下がりの進行が抑えられているような気がしたからです。あくまで、私個人の感想ですけども。
色は万民向けになりましたが、味に関しては、好きな人と苦手な人がはっきり分かれるので、いきなりまとめ買いするのはやめた方いいです。初めての方は、まずは1本お試しすることをおすすめします。
今はメジャーになって、シリーズも増えて、近所のドラッグストアでもかなりスペースを取って並べられています。有名になるにつれて値段も他の薬用ハミガキ並みにこなれてきて買いやすくなりました。
もう昔みたいに攻めた赤色をしていませんが、ジャリジャリした研磨感とクセになる爽快感が好きで、今でも私のメインはカムテクトなのです。
ナイトガードのネタのはずが、最後はカムテクトで終わってしまいました。歯つながりでよしとしよう。
以上