Last Updated on 2023年5月8日 by ぞん
今回は、新しく吉田カバンを買ったので、以前から使っていた吉田カバンのことと共に書くことにしました。
私は服にはあまりこだわりがなく、着られれば何でもいいタイプです。ところが、カバンは自分が本当に気に入ったものでないと持ちたくないタイプです。
そして、ひとたび気に入ると10年以上持つので、丈夫さが第一です。
安くても丈夫で長持ちするカバンはあるでしょうが、私に関して言えば、今まで買った数千円のカバンはどれも長持ちしませんでした。
一方、30代前半ぐらいに買った、2万5千円ぐらいしたショルダーバッグは、20年経ってもまだ現役です。それが、有名過ぎる メイドインジャパンの老舗の鞄メーカー 吉田カバン です。
百貨店でかなり勇気を出して買った思い出があります。当時の私の知識は「吉田カバンはすごく丈夫らしい」という噂だけです(今の知識も変わらないですがw)。
シリーズ名も何も知りませんでしたので、A4クリアファイルが入る大きさというのが最低条件で、百貨店で、買おうかどうか迷ってウロウロしていたら、店員さんにロックオンされて買ってしまったという思い出が。。
私はこのショルダーバッグをたいそう気に入り、2つの会社にまたがって15年ぐらい使いました。一昨年辞めた会社のラスト2年ぐらいは、わけあって別のリュックを使っていましたが。。
会社辞めたし、またショルダーバッグを使おうと思い立ち、つい先日、丸洗いしました。布製なのでいけるだろうと(革製はさすがに躊躇しますが)
網に入れて洗濯機のクリーニングモードで回しました。おしゃれ着用の液体洗剤で普通に洗濯しました。これでいいのかどうかはわかりませんが、特におかしなことにはなっていません。さすが丈夫w
黒なので、ビフォーアフターで劇的に見た目が変わったということはないのですが、なんとなくすっきりしたなという感じはします。また、湿っている間に、布の合わせ部分に溜まった埃を取ることができたので、清潔になったと思います。
ちなみに、会社を辞める前の2年ぐらい使っていた名もなきリュックは、ネットで3千円ぐらいで買いました。微妙に使いづらかったのですが、仕事に行くのがイヤすぎて、カバンもどうでもいいみたいな感じでそのまま使っていました。
昭和の人間なので、学生時代に「服装の乱れは心の乱れ」とよく言われましたが、私の場合、やる気がそのままカバンの値段に表れてしまうらしい。。
じゃあ、気に入ったカバンはさぞかし大事に丁寧に使っていたのであろうと思われそうですが、普通というか、むしろ雑に使っていました。
紙資料を挟んだクリアファイルや本類が多く、とにかくカバンが重かったので、置く時は「ドサッ」と落とす感じでした。車に乗る時は運転席側のドアから助手席に向かって放り投げ、降りるときも運転席側から紐を掴んで強引にたぐり寄せてました。
ランドセルを放り投げるやんちゃな小学生ばりの使い方をしても大丈夫なのが吉田カバンの凄さです。
もしかしてまだ同じのが売ってるのかなと思い、写真と素材を手がかりに探したら、見つかりました。
公式サイトの商品説明によると、
タテ糸にジンバブエコットンを使用し、太さが一定ではないムラ糸を紡ぎました。ヨコ糸には強くしなやかなコーデュラ1000デニールを使用しています。太さが違うムラ糸を織り上げるのはたいへん難しく、長年培った日本の職人の技術や工夫で平織りにすることが可能となりました。こうして生まれた「コーデュラダック」は、コットンのもつ優しさやナチュラルな表情とナイロンの持つ強さや光沢による、これまでの織物にはない独特な風合いが魅力です。ローテクとハイテクが融合したこの生地は、タテ糸とヨコ糸で差を出して染色することで、奥ゆきのある味わい深い色に仕上げています。
YOSHIDA&CO.,LTD
とのこと。
(2023年5月、公式サイトにあったSMOKYは、私が持っているものとは少しデザインが違いました。新しくなるのかな?)
何も知らずに買いましたけど、これが店舗で買う良さなのかもしれません。店頭にシリーズ名の表示や説明はあったはずなのですが、そんなの見てもいなくて、実物を見て、生地の風合いとフォルムが気に入って買ったのです。
自分が使い続けていたカバンが PORTER SMOKY というシリーズだったことを、20年後に知りました(^^;
私のカバンはもうタグが読めません。長く持ち続けてきたんだなと、なんかしみじみします。
ポケット等の開閉部がマジックテープなので、そこが好き嫌いの別れるところかと思います。開閉はラクなのですが、ハンドタオルなどループ状の生地の物だとひっかかってボロくなったりしますので、高級タオルだともったいないです。
ところどころ痛んでいて、かなりくたびれてはいますが、マジックテープもまだよくくっつきますし、これから先もずっと使えることでしょう。
前置きが長くなりましたけど、今回購入したのはこちらです。
公式サイトの商品説明では、
表地にはジャケットなどのウェアの素材感に近いコットンとポリエステルの混合糸で織った生地を使用しています。手触りがサラッとしたソフトな風合いながらも撥水性に優れ、速乾性があり、通常のコットン素材よりも耐久性に優れた高機能素材です。生地の裏面に圧縮ウレタン素材を糊貼りし、その裏面にストッキングのように薄いナイロントリコットを貼ってパンッと張った独特のハリ感を出すことでカバンのフォルムを綺麗にしました。
YOSHIDA&CO.,LTD
とのこと。
布製でありながら、ハリ加工によって、自立し、中身が詰まっていなくても丸っこいデザインが損なわれないということですね。
まず目を引くのは、きれいな縫製です。私が購入したのはグレーなので目立ちます。吉田カバンを持つ人であれば、そんなの当然でしょというところではありますが、やはり安心感があります。
デザインは、若者だけでなく中年でも初老でも高齢者でも、年齢問わずのデザインかなと思います。女性寄りのシリーズですが、男性が持っても不自然ではなく、性別問わずのデザインでもあると思います。
容量は、外観から予想できるイメージ通りでしょうか。ちょっとしたお出かけに必要なものはひととおり入ります。
上の写真では、カードケース、免許証、ハンドタオル、通帳ケース、財布、キーケース(家の鍵)、ポケットティッシュ、車のキーが入っています。
通帳ケースが入るぐらいですから、スマートフォンも入ります。メイン部分でも外のポケットでも。ただし、外ポケット部分は小型のものに限ります。私のスマホが7cm×14cm(ケース付き)で、カツカツです。出し入れ時にファスナーで傷つきそうなので、新品のスマホとかはやめた方が。。。
写真だけ見るともう一杯に見えるかもしれませんが、深さがあるので、まだ入ります。女性だと化粧道具なども入れられるかなと。
何も入っていない状態から、350ミリのペットボトルなら立てて3本、500ミリのペットボトルなら横にして2本入ります。このショルダーバッグをペットボトル運搬専用に使う人はいないと思うので、小物と飲み物を一緒に入れるという使い方になると思います。
素材は伸縮しませんので、あまり大きな物を無理やり押し込むのは無理です。縫製もファスナーも頑丈そうですが、無茶はやめましょう。
デザイン的に上が丸く横幅が狭いのと、デザイン的に縦方向にも開きづらいため、ちょっと物の出し入れがしにくいですが、この見た目からして、パンパンに物を入れて出し入れするような種類のカバンではないことがわかるので、そこは上品に使うということで。
ファスナーは固めです。これは、頑丈なファスナーを使っている良いカバンのお約束みたいなもので、最初はガリガリしています。何年も使っているうちに、歯が摩耗してきて滑りもよくなってきて、ガリガリ感も少なくなってくるのですが、どうしてもひっかかりが気になる場合は蝋を塗ったりといった一般的な対処でいいかと思います。
このカバンに向かないのは、長形3号封筒の郵便物をよく持ち歩く人です。小口の幅が約22cmなので、すんなり入る封筒は、角8・給料(19.7cm×11.9cm)、長4(20.5cm×9.0cm)です。折り曲げ厳禁でなければ、長40、長3、角6もいけなくはないですが、他の物もカバンに入っていますし、ちょっと苦しいです。
あともう5cmカバンの幅が大きければ、長3(23.5cm×12.0cm)が入って便利そうなのにと思いました。ちなみに、長形3号は、自治体からの郵便物に入っている返信用封筒やビジネスでよく使われる大きさで、A4用紙の3つ折りが入るサイズです。そんなに毎日のように封筒を持ち歩く人はいないと思いますが、商品写真でパッと見た感じは入りそうに見えるので、封筒ぐらいなら入ると思ってこのカバンを買う人がいるかもしれないと思ったので書いておきました。
耐久性は、まだ買ったばかりなので何とも言えませんが、天下の吉田カバンが、ほんの数年でダメになるようなカバンを売るとは思えないので、長持ちするのではと予想しています。
ところで、コンビニ、スーパー、ATM、病院、役場ぐらいしか行かず、家族以外と話すことがめったにないという私は、国の定義では「引きこもり」ということになります。
様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念である。
内閣府
しかし、国の定義は「外で働いていない人間は全員引きこもりなのでは?」というぐらい守備範囲が広く、世間が思う引きこもりのイメージ(部屋や家からほとんど出ないなど)とはかなりズレている気がするのですが。。
実際、引きこもりですが、私は週に3日ぐらいは家から出ています。その際、たいていは、財布、免許証、車のキー、ティッシュ、ハンカチぐらいは持って出ます。
大は小を兼ねるで、今まで使ってきたポータースモーキーでもやっていけないことはないのですが、会社を辞めて仕事用の資料を入れる必要がなくなり、グンと荷物が減ったので、今の荷物の量に合った小さめのショルダーバッグが欲しくなったのです。
基準は、通帳ケースが入るかどうかです。自分が利用している銀行は、田舎に支店もなく、記帳などとっくに諦めてネットバンキングにしていますが、ゆうちょは紙の通帳ですし、親の通帳の記帳を頼まれたりもするので、カバンが必要です。
今まで使っていた、ちょっとしたお出かけ用のショルダーバッグには、通帳が入りませんでした。なので、通帳が入る大きさの薄マチのショルダーバッグをさらに持つという、つまり、ショルダーバッグを2つ持ってATMに行っていたのです。
なぜ2つなのかというと、スマホと通帳を一緒のカバンに入れると通帳の磁気が飛ぶだろうと思って、あえて2つ持ちで、左右に別方向に斜めがけしていたのです。完全にヤバめな人です。
そんなある日、母がスマホと通帳を一緒にカバンに入れてATMへ行き、磁気が飛んでしまいました。私の努力が台無しです。
それ以来、防磁の通帳ケースを使うようになりました。
しかし、通帳ケースが入るショルダーバッグは薄マチのため他の小物が入らず、ショルダーバッグ2つ持ちに変わりはなく、ヤバめな人のままでした。
防磁ケースを使うなら、ショルダーバッグ2つ持ちはもうやめたい。。。
そこで、普段持ち歩く物も一緒に入れることができる、小さすぎず大きすぎないショルダーバッグを探すことにしたのです。
どうしても吉田カバンでなければ嫌だという理由ではなかったのですが、たまたまネットで探していて、おっ!と目に付いたショルダーバッグが、吉田カバンの ポーターガール アーバン だったのです。
なんとも不思議な再会ですが、他の鞄メーカーを知らないから目についてしまうのかもしれません。
調べれば他にいくらでも鞄メーカーはあると思いますが、デザインの第一印象が良く、大きさも丁度良かったので、吉田カバンで決めてしまいました。
シリーズ名が「ガール アーバン」なのに、田舎のババァが使っても大丈夫か?と一瞬思いましたが、吉田カバンの中の人は私のことなど知らないので大丈夫でしょう。
以上、今回は、長年使ってきた吉田カバンと、新しく買った吉田カバンの話でした。
良いですよね、吉田カバン。
丸洗いした件を読んだ時には、一瞬、それで壊れたから買い換えました、というオチなのかと思いましたが、そんなこともなく、良かったです(笑)
吉田カバンは何度か買おうかなーと思いつつ、未だ果たせずという感じです。
生活様式が変わると確かにカバンも変わりますね。
KYOさん、どもです。
吉田カバンなら何しても大丈夫!と思いながら、でもオシャレ着洗いにするところは一応気をつかっているのですw
カバンはデザインの好みもあるし、メーカーもいっぱいあるし、どうしても吉田カバンでなきゃということもないですもんね。
ちなみに、吉田カバンは50シリーズぐらいあるので、もし買うなら、時間かけてじっくり調べましょう。(と言いながら、自分は3日で決めたw)