☆彡日常ブログ(本ページはプロモーションが含まれています)

窓に防犯対策をした話

強盗対策

Last Updated on 2023年6月1日 by ぞん

物騒な世の中ですな

数カ月前はルフィ強盗殺人事件で大騒ぎでした。一日中、情報番組やニュース番組で強盗事件と防犯対策の特集をやっていました。すっかり日本も物騒になりました。

最近は、貴金属店強盗のニュースが多いですが、情報番組が何時間もぶっ続けでそれについて騒いでいるようなことはなく。。。コロナ5類移行もあり、少しでも明るい話題に持っていきたい感じですね。

テレビで物騒な事件が取り上げられなくなると、防犯対策グッズの品切れが解消されていき、ボッタクリ価格から値段も下がってきますので、防犯対策に興味のある人は、これから品定めですね。

ということで、今回の内容は、うちの窓の防犯対策の話です。そもそも、防犯対策をしようと思って始めたわけじゃないんですけど。。

窓に防犯アラーム

うちの母は軽度認知障害と診断されていて、「物盗られ妄想」ならぬ「物取り替えられ妄想」があります。(もう認知症の段階に入っている気もしますが…)

母はよく「夜中に誰かが入ってきて家中の物を全部取り替えている」と言います。

例えば、自分の記憶にある買い替え前のエアコンと、今ある替え後のエアコンが違うので、「誰かが取り替えたに違いない」と思わないと、自分の中で収まらないのでしょう。

実際に取り替えているところを見たと言い張ることもありますが、おそらく、本当に見えたのではなく辻褄合わせのための思い込みなのではないかと思います。

脳の写真を撮っていないので断言はできないのですが、もしアルツハイマー型ではなくレビー小体型であれば、もっと生々しく、今まさに侵入者がいるような行動をとると思うので。

ちょうどコロナが流行り出した3年ぐらい前、母が、家の窓を全部新しいのに取り替えると言い出したため、急遽つけたのが防犯アラームです。

防犯アラームは、実在する侵入者には効果がありますが、妄想の中の侵入者には効果がありません(当たり前)。

泥棒に入られていると言って何回も玄関の鍵を交換する認知症高齢者は多いですから、防犯アラームも妄想には効果が薄いとわかっていました。

それでも、窓を全部取り替えるわけにはいきません。できるだけお金をかけずに、「警察を呼ぶ」と騒いでいる母の興奮をおさめるにはどうすればいいか考えた結果が、家中の窓に防犯アラームをつけることだったのです。

3年過ぎた現在、今では「我が家にある物はすべて取り替えられてしまった」そうです。毎日のように「この家はもう乗っ取られている」と、まるで「お前はもう死んでいる」のように言われています。

ちなみに、私がこうしてブログを書いているこのパソコンも取り替えられていて私のものではないらしい(どうせならもっと新しいパソコンに取り替えて欲しかった…取り替えられて2015年製て…)

ついでにサッシ用ロックも併用

昔のことはしっかり覚えている母にとっては、窓の防犯対策といえば昔からあるタイプの補助鍵です。やはり見慣れた物の方が安心するようです。

これだけ色々と窓につければ、防犯対策としては良さげですが、逆に、自分たちが外へ逃げないといけない状況に陥ったときにどうなるのだろう?と思いました。例えば、火事になったら自分たちが逃げられないのでは?と。

そんなこと言ってたら、防犯対策は一切できないですけど(笑)

窓に防犯フィルム

ここから先は、最近2ヶ月の話です。

認知症からくる妄想の原因の多くは不安です。

全く世間のニュースを知らせないと、他人とのコミュニケーションでネタがなくなって困るだろうと思い、すべての情報をシャットアウトするわけではありませんが、なるべく詐欺や強盗のニュースを長時間見せないようにしていました。

しかし、ルフィ強盗殺人事件で、どの局でも一日中ニュースやワイドショーで強盗事件が流れ続けたため、どのチャンネルに回しても逃げ切れませんでした。

また、主要なニュース・情報番組をハシゴしないと気が済まない父のテレビ視聴習慣もあり、防ぎきれませんでした。

恐れていた通り、母の妄想はエスカレート。さらには情報番組の見過ぎで父も「うちも窓ガラスに何か貼った方がいいのでは?」と言い出す始末。

とりあえず、何か貼らないと許してもらえない空気になってしまったので、防犯フィルムを買いました。

防犯フィルムは、厚さ300μm以上またはCPマーク認定品でないとほとんど意味がないと報道されていましたが。。経済的に余裕がないので質より量で、薄い安い3枚セットを購入。

お金に余裕のある人は分厚い防犯フィルムを買いましょう。

貼り方は、中性洗剤を数滴足らした水を、ガラスとフィルムに霧吹きで吹きつけて、フィルムを貼って、ヘラなどで空気や水を抜くという作業になります。ちゃんとやってるつもりなんですけど、ちっともキレイに仕上がりません。私には難しかった。。。

最も失敗した場所は、和室の掃き出し窓です。

障子があるので失敗しても隠せるだろうと思い、練習場所にしました。予想通り、失敗して気泡だらけになりました。

結局、練習の甲斐なく、すべての窓で失敗したんですけど(笑)、それでもやはりここが一番酷いです。

防犯フィルム・目隠しシート_気泡

中央に横桟があるので、フィルムを切って上下に分けて貼っています。写真は、桟の上が防犯フィルムのみ、桟の下が防犯フィルムの上に目隠しシートも貼ってある状態です。

本気で防犯対策をするなら、ガラス全面にCPマークが付いた防犯フィルムを貼るのがよいでしょう。ただ、防犯フィルムは貼り直しができないので、全面に貼ろうとして失敗すると悲惨きわまりないでしょう。

よほど自分の腕に自信がない限り、全面に貼るならフィルム施工業者に頼む方が無難なのではと思います。

窓に目隠しシート

家の庭側の前の敷地が駐車場なのです。昔は畑だったのですが、土地の持ち主さんが畑をやめて、近隣施設の従業員の駐車場として貸し出し、車がずらっと並ぶようになりました。

朝と夕方しか出入りはないので、人目は全く気にならないのですが、

昼間に、駐車場に置かれた車のフロントガラスやヘッドライトに反射した太陽の光が我が家の居間に突き刺さってくるので、目隠しシートを貼ることにしました。

水と静電気だけでくっつくタイプです。飛散防止、遮熱効果はあると思いますが、ガラス破り防止にはなりません。粘着剤がついていないので当然ですね。

私の家の場合は、窓の一部だけに貼っているので、飛散防止効果も遮熱効果も限られると思いますが、それをわかったうえで買っているので問題ありません。

部分貼りでなければならない最大の理由は、父が、洗濯物を外に干す・家に取り入れる・たたむのが異常に好きだからです(洗うことには全く興味がない)。

特に「雨が降るとわかっていても、雨が降るギリギリまでは絶対に外に洗濯物を干す」というルールが父の中では絶対的で、雨が降ってきたことに早く気づかないと洗濯物が濡れてしまうので、外の様子が全く見えないのは困るのです。

あとは、母が「空も庭も見えないのはつまらない」とか、私が「何も見えないと監禁されてるみたいでいやだ」とか、そんな理由です。

車からの反射光の高さが、ちょうど掃き出し窓の真ん中付近なので、中央の横桟の上下に貼りました。なお、写真の左窓に白く写っているのは、車の反射光ではなく、我が家の洗濯物ですw

防犯フィルム・目隠しシート_全体

私が購入したのは、3Dタイプで凸凹しています。防犯フィルムの失敗も目立ちませんし、キラキラモザイクがいい感じに窓の外の景色と馴染んで圧迫感がないので、これでよかったと思います。

正直、シートのデザインに関しては、実際に買って貼ってみないことにはわからないと思います。「こんなはずではなかった」が起こりやすいジャンルなので、多くの窓に貼る予定の場合は、一気に買わず、良さそうなデザインを試しに1つ買ってみるなどした方が良さそうです。

自分の予想とは違う感じになっても「まぁいいや」で済ませられる人はデザインは何でもいいんですが、寸法だけは絶対に間違わずに買いましょう

防犯アラームの位置を後悔した件

防犯フィルムと目隠しシートを貼るとき、防犯アラームが邪魔でした。頑丈に貼りついているので移動することもできず、アラームの部分だけ切らないといけないのが面倒でした。

防犯フィルムは貼り直し不可なので、貼りやすさを優先して切り欠きました。目隠しシートは貼り直し可能なので、切り抜きました。

防犯フィルム・目隠しシート_防犯アラーム部の貼り方の図

シートを貼り付けつつアラーム本体と隙間ができないようにおさめるといったことは私には無理なので、メジャーでアラームの位置を測って切り抜いてから貼りました。なので、アラームの周囲に隙間があります。

防犯アラーム

モザイク柄のおかげで隙間があまり目立たずに済んでいるのですが、防犯アラームをもっと上の方に貼りつけておけば、こんな苦労しなくて済んだのにと。。

防犯フィルムの上に目隠しシート

A3程度の大きさの防犯フィルムは、窓のクレセント錠付近に貼ることになっていますが、クレセント錠は窓の真ん中の高さ付近についているものなので、その高さに防犯フィルムがきます。

さらに、私は同じ位置に目隠しシートも貼ったので、防犯フィルムと目隠しシートが重なっています

防犯フィルム・目隠しシート_全体の貼り方の図

当然、重なっている部分と重なっていない部分が段差になり、その部分が浮くので、2枚貼ってあるのがわかります。これを目立つと感じるかどうかは、天気、外光の角度、自分が見る角度、自分の気持ちの持ちようで決まります。

防犯フィルム・目隠しシート_内側

私個人的には、部屋の内側からだと気にならないです。

防犯フィルム・目隠しシート_外側

外側から見るとちょっと不細工ですけど、これは目隠しシートの水抜きが甘いからでしょう。もっと気合を入れて水抜きをすればもう少しきれいになると思います。やり直すのが面倒なのでこのままで放置しますが。

今のところ2週間経っても目隠しシートが剥がれてくる様子はないですが、今後、どこか浮いてきたり剥がれたりしてくるようなら、その時に貼り直します。

心配があるとすれば、段差状態で目隠しシートを重ねることよって防犯フィルムの効果が弱まったりしないだろうか?ですけど、防犯フィルムを貼ってから目隠しシートを貼るまでに1ヶ月ぐらい間が空いているので、何も影響は出ないんじゃないかなと。

そもそも、この防犯フィルムがどれほどの耐久性なのかもわからないし、貼るのも失敗しているので、問題が起きてもよくわからない(笑)

不器用な人へのアドバイス

こんな中途半端な二重貼りをする人はいないと思いますが、いちおう注意点を。

まず、目隠しシートの選択について。

当たり前ですが、防犯フィルムをきれいに貼ることができれば、その上に目隠しシートを貼ってもきれいです。それが出来ないから不器用なわけで。

防犯フィルムがうまく貼れなかったにもかかわらず、目隠しシートも重ねて貼りたいという人は、賑やかなデザインの目隠しシートを選択しましょう。細かい格子モザイクや、細かいステンドグラスなど。

私が選んだ3Dの格子のモザイク系はオススメできます。防犯フィルムの白い曇りや筋、薄い気泡であればモザイクに混ざってほぼわかりません。まぁまぁ目立つ気泡でもかなりカムフラージュできます。

オススメしないのは、無地の白いスリガラス調です。防犯フィルムの白い曇りや筋、気泡、防犯フィルムとガラスとの段差などがそのまま影になって映りますので、防犯フィルムの失敗が増幅されます。

また、不器用な人あるあるとして、シートをカットするのを失敗するというのがあります。メジャーで測ってまっすぐ切ったはずなのに、目盛を読み違えて上と下で数センチ寸法が違っていたなどという悲劇が起こりがちです。

これを防ぐのにも格子のモザイク系はオススメです。線を辿っていけばいいので、カットし始める場所の寸法さえ間違わなければ斜めに切ってしまう可能性は低いです。さらに、調整でハサミを入れるときも、線が目安になるので、まっすく切ることができて便利です。

次に、目隠しシートの貼り方について。

窓フィルムの正しい貼り方にこだわりすぎないことが大事です。

一般的に紹介されている方法は、窓ガラスよりも少し大きめにシートをカットして、窓に貼り付けてから窓枠に合わせて余った分を周囲をカッターで切っていく…ですが、不器用な人がこれをすると、窓ガラスを傷つけたり窓枠ゴムを切ってしまったりする可能性があります。

腕に自信のない人は、一旦シートをぜんぶ窓から剥がしてカッターマットの上でカッターで切るか、シートの端を窓から少し剥がしてハサミで調整しましょう。

なお、寸法を測ってシートをカットする時は、切る前にテープなどで目印をつけて、窓ガラスに当ててみて長さが合っているか確認しましょう。

窓よりシートが長すぎた場合は切ればいいのですが、短すぎた場合は笑うしかなです。1ミリ2ミリ短いぐらいなら「まぁいいか」で済ませられると思います。人によっては1センチぐらいでも笑って済ませられると思います。しかしさすがに2センチ以上短いとなると、ガックリくると思います。

最後に、ネット通販のコメント欄について。

ネット通販のコメント蘭で「数分で剥がれ落ちる」「全然くっつかない」などと書かれているのを見かけることがあるかもしれませんが、防犯フィルムにせよ、目隠しシートにせよ、貼って数分で剥がれることはありません。

この場合、剥離紙(保護フィルム)を剥がしていない可能性が高いです。不器用以前の問題です。こういうコメントは参考になりませんので無視しましょう。

以上、防犯アラーム・防犯フィルム・目隠しシートを貼った話でした。