☆彡日常ブログ(本ページはプロモーションが含まれています)

ひきこもり女、喫茶を楽しむ

喫茶

私はひきこもりらしい

2週間ほど前、懐かしい人々と会いました。私は「久々に他人と会うぞ!今日だけひきこもりじゃないぞ!」と思いながら出かけたのでした。

国による『ひきこもりの定義』とは…

様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)

厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(平成22年5月)

女性のひきこもりや、主婦のひきこもりにスポットを当てるというのが目的らしいのですが、発表された当時、疑問に思った人が多かったのか、プチ炎上していました。

例えば、スーパーやコンビニでの買い物、ゴミ出しなどは社会的参加ではないらしいとか、介護サービスを受けるための外部の人とのやりとりなども社会的参加ではないらしいとか。

「普通の専業主婦や、退職して親の介護をしている女性がひきこもりってどういうこと?」と。

簡単に言うと、 “就労による給与を得ていない人間、外出して他人と交遊しない人間は全員ひきこもり” ということかな。。。

本当は外で働いたり交遊したりしたいのに、『他人とのコミュニケーションが苦手・持病がある・家庭に問題がある』などの事情で就職できず、精神的に病んでしまってどうしようもなくなっているのに、 “専業主婦 ” “家事手伝い ” という肩書をつけられて放置されている女性が多くいるのはわかります。

一方で『専業主婦が苦痛ではない、介護が苦痛ではない、無職上等!』という女性も多くいるわけで、本人的には結構アクティブに生きてるのに、”ひきこもり” とか “社会的参加をしていない” とか言われたら気分悪いと感じるのもわかります。

私自身は、国が私のことを「ひきこもり」と言うなら、それはそれでいいと思っています。魔女狩りじゃあるまいし、ひきこもり認定されたからといって処刑されるわけではないので。

高齢者は忙しい

介護する側はひきこもりと呼ばれますが、介護される側は社会的参加に忙しいです。

65歳を過ぎると、デイサービス、体操教室、病院が複数…と、行くところが増えてきます。

若い頃から24時間健康のことだけを考えてきた人でもない限り、40歳過ぎたらどんどん不調になります。昔の人は50歳ぐらいで死んでいたのです。現代は医療の進歩で生かされてるだけです。

そんな、すでに死んでいる年齢の人でも生き続けられるように、国は介護保険料を国民から徴収して、色々と健康になりそうなプログラムを提供してくれるのです。

そのプログラムに参加するかしないかは当事者しだいなのですが、両親を見ていると、参加したほうが長生きしそうな気はします。

うちの両親はまだ自立しているので、私は親にべったりつきっきりというわけではないですが、それでも、病院の送迎や付き添い、買い物、家事…と、直接的な介助や介護以外にも、なんやかんや振り回されています。

介護ロードマップでいうところの「ステップ2」です。介護する者が、絶望的な気分になりながらも親の認知症の進行を遅らせるべく奮闘し、疲労が蓄積している時期です。

参考記事突然始まる介護で慌てないための「介護のロードマップ」4つのステップを解説

私は仕事との両立がないぶんラクなのですが、それでも何かにずっと追われている感じがします。介護で1週間ずっと埋まっているわけではない(週3~4日程度)し、24時間ずっとというわけでもない(1日2~3時間程度)のにです。

私の車のドライブレコーダーの記録を見れば、近所の同じ場所ばかり、シャトルバスのようにグルグルしていて、近距離だけれど回数だけはやたら多いはずです。

これだけ出かけているのに「あなたはひきこもりなのです」と言われても、どうもピンときません。

だいたい、今までも国が色々と定義やら調査結果を発表しているけれど、それが実態に合っていたことなんてないので、どうでもいいんですけどね。。

そんな私にお茶の誘いが来た

2週間ほど前の昼過ぎに、スマホに「お久しぶりです。突然ですが、今日はお茶でもいかがですか?」というメッセージがきました。てっきり詐欺メッセージかと思ったら知っている人からでした。

自分で言うのもなんですが、私は携帯電話を携帯していたためしがない人間として有名です

「仕事の業務連絡すらできない」と会社でも文句を言われていました。業務連絡は、一緒にいることが多かった同僚から伝言で聞くことが多かったような。。。

外向的な人は交遊関係が広くスマホがないと不便でしょうがないでしょうけど、私は内向的で交遊関係も狭く、SNSもしょっちゅうはやらないし、動画はPCでしか見ないし、スマホがなくても不便を感じたことがなかっため、常に携帯するという習慣が身についていません

今は、キャッシュレス決済のために持っているようなものです。買い物の時に持っていればいいので、常に持っている必要はないし。

とはいえ、さすがに、両親が揃って介護になると、あちらこちらからの連絡先がすべて私になっているので、ここ2年ぐらいは電話がつながりやすくなっています。

それでも、肌身離さずスマホを携帯しているかと聞かれたらそうでもなくて、ほとんどスマホに触らない日もあるので、今回のお茶の誘いのメッセージにも、全く気づかないまま、下手したら次の日に気づくぐらいの可能性もあったのです。

なのに、ちょうどスマホが近くにあって、メッセージにすぐに気づいたのは奇跡的でした

あれから4年

4年前にも同じ2人に食事に誘われたことがありました。ちょうどこのブログを立ち上げた頃で、当時の記事がありました。懐かしいです。

関連記事お食事会でカタルシス

私の前職は、職業訓練を委託されている民間のパソコン教室のインストラクターで、2人はその時の受講生です。3ヶ月コースで、修了すればそれで終わるのが普通ですが、2人のうち1人が、修了後にバイトで会社に来てくれていたこともあり、つき合いが続きました。

その流れで、2人はいまだに私のことを先生と呼ぶのですが、もう先生ではない。しかも1人とは同年齢だし。呼び方変えてもらおうかな。。

今から考えると、私は、一応先生と呼ばれるために、ITに詳しいフリをしていたが、実際にはそんなにITに詳しいわけではない。SNSの操作もよくわからないし、PCだって特別得意なわけではない。なのに先生と呼ばれるのはどうなのよという。。

呼称問題はさておき、せっかく会えたので、記録を残しておこうと思います。

みんな働いててエライ

くりすたる珈琲という喫茶店に行きました。

2人は昼食をがっつり食べてきたので飲み物だけでよいとのことでしたが、

私は家で昼食をがっつり食べていましたが、気にせずチーズケーキを食べました。せっかく外出したからには、何かを食べなければという使命感で。それに、ケーキなんてフワフワしてるからカロリーゼロだし。

カフェを楽しみながら近況報告です。

1人は喫茶店で働いているそうです。以前会った時、働く気がしないと言っていたのですが、普通の人は働いていないと落ち着かないと思いますので、金銭的にも精神的にも良いことだと思います。

もう1人は顔筋エステとやらを施術する人になったそうです。私のような見るからに美容に興味がないであろう人間にも名刺を渡す、その気合は商売には大事です。行動力が羨ましいです。

2人はちゃんと仕事をしていて、こっちは無職ですから、4年前とは立場が逆転ですが、全然平気です。働いていなくても落ち着いています。私はプロの無職なので(意味不明)

まさかの投資の話

日経平均が上がってるからでしょうか、投資の話が出てきました。1人は既に投資信託を買っていて、もう1人は投資を始めることに興味があるとのこと。

以前、一緒に働いていたほうの1人に、このブログのアドレスを教えたことがあり、それ以来、たまに読んでくれていたそうです。

投資のブログではないのですが、プロフィール欄に「へっぽこ投資家」と表記していたり、記事の中にちょろっと株の話が混ざっていたりするので、自分が投資に興味があれば気になると思います。興味がある分野にはほんのわずかな電波でも反応するというアンテナの不思議。

アドバイス的なものを求められましたが、成功者ではないので何もいいことは言えませんでした。

なにせ、私は売買のセンスが全くなく、 “買った途端に下がり、売った途端に上がる” という、典型的なポンコツ投資家だからです。

私のメインは株です。投資信託も持っていますが、積み立て額が少なすぎて何の盛り上がりもないです(笑)

昔から「個人投資家の7割は損をしている」と言われるなかで、トータルでは少しだけプラスなので、その点だけ見れば頑張っているほうだと言えますが、なんせ地味。。。

証券口座を開いて8年ぐらいですが、そのうち7年ぐらいは含み損です。プラスの分(譲渡益+配当金)を1カ月当りで割ると2万円あるかないか、利益率は4%ぐらいだと思います。(管理がずさんなので、ざっくりですけど)

銀行に預けるよりは利率がいいと言えますが、この程度で「投資で利益が出ている」とは言えないです。私が今までに本やネットで見た情報で覚えているのは、『個人投資家の譲渡益は、年間10%が理想、実際の平均は5%』ですので、譲渡益と配当金を足しても4%ほどしかない私の運用は超へっぽこで、いわゆる「株で成功した人」では決してないです。

ところで、投資の王道は「早く損切りをして、決してナンピン買いをしない」ですが、私の場合は「損切りせず、資金が許せばナンピンする」という、真逆の投資スタイルです。というのも、銘柄選びも売買も下手すぎて、いくら損切りをしても資金がどんどん減っていくだけなので、王道を諦めたのです。

人にはちゃんと「下手なナンピンすかんぴん」と教えます。自分はできないのに(笑)

一流の投資家は、「企業の決算の数値を理解し、市場の風を読み、チャートのタイミングを計って取引し、損切りする時は素早く、適度なところで利確する」のです。私のように「決算を見てもそれがいいのか悪いのかわからない、チャートもなんとなく雰囲気で、利確が早すぎて利益は少ししかなく、損切りしないため万年含み損」ではないのです。

へっぽこ投資家の役割

私レベルの投資家は、本来、誰かの相談に乗っている場合ではありませんが、一般的な質問内容であれば、一般的な回答を教えることぐらいはできます。なので、「買った投資信託が爆下がりですがどうしましょう?」という相談には、「投資信託は10年20年30年計画でやるものだから、一時的な下げは気にしなくてよい。下がってる方が口数が多く買えるのでラッキーかもよ」と答えられます。

しかし、あれから2週間経ち、このブログを書きながらふと、投信の型を聞いてなかったことを思い出しました。レバレッジ型の投信だったらちょっと話が変わってくるかなと。利益が2倍3倍出るということは、損失も2倍3倍なので、初心者が下手に買い増しすると息の根が止まるかもと。

もしそうなら大変だと思い、LINEで本人に連絡をしたところ、「バランス型」でした。

そもそも、なぜ私レベルの投資家でも頼りにされてしまうのか。それは、他に身近に相談する人がいないからだろうと思います。

令和になっても、ドラマで描かれる投資家は「派手に儲けて豪遊し、最後は警察に捕まるか破産してド貧乏になる」というパターンです。そんな世間のイメージの悪さもあり、投資をやっていてもそれを口にする人は多くありません。

また、大きく儲かっている人はなおさら自分が投資をしていることを口にしません。儲かっていると妬まれますし、自分の企業秘密をあれこれ聞かれると面倒だからです。

ちまたでよく「株で儲かってる人を見たことがない」と聞くのは、株で儲かってない人しか口にしないからです(笑)

日本では投資のイメージが悪いので、投資をやりたいと思っても相談する人が身近に見つからず、ネットの情報に頼ることになります。ネットで情報を得られるだけでもいい時代だと思いますが、ネットだとどれが自分に必要な情報かを見分けるのは、初心者にはけっこう難しかったりするものです。

セミナーに行って勉強するという方法もありますが、主催者が詐欺師でお金だけ取られたり、主催者は儲かるが客は儲からない金融商品を買わされたりと、あまりいい噂は聞きませんので、初心者は(というか初心者でなくても)真っ当なセミナーを探すのにも骨が折れる

となると、結局、私ぐらいの、ベテランではないがド素人でもない、儲かってはいないが大損もしていないという、身近なへっぽこ投資家は、相談先としては安全だし、情報源としても悪くはないのかもしれません。

また次回があるらしい

喫茶店を出て、近くの海辺をのんびり散歩しました。

台風の前日だったので、波がちょっと高かったです。海もきれいですけど、樹海もこれまたよかったです。

散歩の後、LINEの交換などをして解散となりました。

私は、LINEのアカウントを持っていますが、めったに使わないので、たまにアプリを起動しても使い方がよくわからないという。。。

それでも、アカウントさえあれば、あとは誰かが何とかしてくれるものです。友だち追加やらグループの設定とやらを、いままで1回も自分からやったことがありませんが、「アカウントは作ってある」と言うとみんなイケイケでやってくれます。

わからないなりにもアカウントだけは作ってあると、こうして役に立ったりします。

別れ際、「今度また、違う店に行こう」と言ってくれました。「また会おう」は、一般的には社交辞令のことも多いですが、この2人は本当にまた会ってくれそうな気がするので、期待していようと思います。

ということで、国認定のひきこもり女が、お茶に誘われて出かけた話でした。