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エアコンを掃除するといっても、フィルターを洗うとか、吹き出し口を拭くとか、アルミフィンの埃をはらうとか、その程度です。
それでも、夏と冬に、年2回やっていました…母が。しかし、それすらされていないことに気づきました。なぜなら、母が軽度認知障害になったからです。
そう、母はきれい好きで家の隅から隅までよく掃除をしていました。今も掃除はしますが、回数が激減しました。そして、床掃除と風呂掃除が主で、他はほとんどやらなくなりました。
トイレは毎日使うのでわかります。換気扇や排水溝もなんとなくもうそろそろかなという予兆があります。なので私が掃除していました。
しかし、エアコンはすっかり忘れていました。おそろしく臭うとか、黒カビが降ってくるということもなかったからです。
母の妄想に振り回され、父の骨折に振り回され、気づけば2年経っていました。
うちのエアコンには自動掃除機能がついている。エアコンが切れたあとも、「おそうじ」という表示がついて、うんうん唸っている。
なんとなく掃除してくれている気分でしたが。。。
なんじゃこりゃ~! エアコンクリーニングのCM用ですか?
一方、取り外したばかりのフィルターは比較的きれいです。
そこであらためて思い出します。
「ああそうだ、自動掃除はフィルターだけだった」
そして私は思いました。
「フィルターなんて、取り外して洗えばいいだけだし。結局、アルミフィンがこんなことになるなら自動掃除機能なんて意味なくね?」と。
エアコン掃除を自分でしようという人は多いらしく、アルミフィンにぶっかける泡スプレーや、なんなら養生ビニールまで売っていたりします。
心惹かれましたが、やめました。というのも、私の家の居間には、エアコンの真下に重たいカウンターテーブルがあり、失敗して水浸しになると、あとが大変だと思ったからです。
また、本体の故障も怖いので、冒険するにはまだ早いかなと。スプレーぶっかけ洗浄は、あと5年ぐらい経ったら考えます。
というわけで、掃除機で吸えるところは吸い、そっと雑巾で撫でて、多少なりとも埃を減らした後、隙間ブラシでこすっておきました。
埃を取ったと言うより、水でふやかして奥に追いやっただけのような気がしますが、自分の中では掃除やり切った感。。
シロッコファン(送風ファン)も酷かった。。
ファンが黒なので遠目にはわかりにくいですが、近くで見ると黒カビまみれです。
見てしまったからにはそのまま放置するというわけにもいかず、多少の抵抗を試みました。
こちらも、泡スプレーなどはやめておき、水だけでコシコシとブラシでこすりました。
エアコン用ブラシで撫でると、羽の先についた黒カビの塊は取れましたが、ブラシが厚すぎて羽と羽の間の汚れを取ることはできませんでした。
ならばと隙間ブラシをつっこんでみましたが、完全にこびりついていて、やわいスポンジブラシではびくともしませんでした。
家庭用洗剤をかけようかとも思ったのですが、ふき取らないといけないだろうな…と思って面倒くさくなってやめました(アルミフィンをこするのに疲れ果てて体力が残っていませんでした)
ですので。。。掃除してもたいして変わってない(笑)
黒カビの塊がこれだけ取れただけでもよしとしよう(汚ない…)
あとは、エアコン用ブラシや布切れなどを使い、本体側の底部分(吹き出し口からシロッコファンの下部の奥にかけて)をこすったり、ルーバー(上下左右に動く板)を拭いたりしました。
掃除するときは必ずコンセントを抜きましょう!
ブラシでこするだけの掃除であっても、コンセントが刺さっていれば感電する可能性があります。
「そんなこと言われなくても当たり前でしょうが」と思うでしょう。ですが、あえて書きたい理由があります。
その昔、会社の同僚に「クーラーの風が出てくるところを拭くとき、スイッチを入れないと板が開かないので、掃除中に寒くて凍え死にそう」というお悩み相談をされたことがあります。
「スイッチ入れて、吹き出し口が開いたら、そこでコンセント抜くと開いたままになる」と答えて、えらく感動されました。
私の同僚は、フィルターもシロッコファンも知らず、「クーラーの掃除=ルーバーを拭く」と思っていた人間だったので、寒いだけで済んでいたのですが、これがもし、エアコン奥に歯ブラシなどをつっこんでシロッコファンを掃除しようとしていたら、本人が大ケガをしていたか、ファンの羽が折れていたかもしれません。
エアコンを運転させた状態で掃除をするのは、大変危険なので絶対にやめましょう!