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2024年の始まりは大地震と大事故

能登半島の大地震 航空機衝突

Last Updated on 2024年1月22日 by ぞん

不穏にもほどがある

年始から能登半島の大地震、羽田空港で海上保安庁の航空機とJALの航空機が衝突炎上 とショッキングなことが続き、気分も沈みがちで、全くおめでたくないですけど…

本年も当ブログをよろしくお願いします。

更新頻度は減っていますが、なんとか今年も続けていきます。

私は今まで生きてきて、直接大災害にあったことはないけれど、年齢的に、生きている間に南海トラフ巨大地震にあう可能性は低くないので、正月早々かなりショックでした。

今回の大地震では、遠い関西でも横揺れが酷くて不気味でした。

大地震に対する備えが足りない

我が家は、何も災害対策してないよな…と、あらためて思いました。

でも、簡易トイレだけはあります。去年、台風や断水に備えて買ったのです。

我が家にはこのシートイレ2セット(100回分・5日ぐらい持つ予定)あるのですが、普通のトイレにかぶせて使うタイプなので、大地震と津波がきたらどうなるのか…

簡易トイレ

海が近いので、津波で家が流れるかもしれないし、家が流れずともガッツリ浸水してそうだし。その前に地震で家が倒壊しているかもしれない。家が残っていればたぶん便器も無事でしょうけど。ポータブルトイレ椅子や箱的な器があれば使えるかも。しかし、トイレは自分が生き残っていればの話です。

トイレも必要だけど、防災リュックを早く買うべきだな

東日本大震災以降、今年こそは防災リュック買おう!と毎年思いながらいまだに買っていないという危機感のなさを恥じています。

能登半島の地震で思ったこと

なぜ大震災はいつも冬なのだろう。阪神・淡路大震災も、東日本大震災もそうだった。被災者は寒さとも戦わないといけない。自宅で何かの下敷きになって救助を待っている間に亡くなってしまうこともある。

せっかく避難所にたどり着けても、寒いと免疫力も落ちて、集団生活だと感染症にかかりやすくなり、災害関連死も増える。さらに、雪国だと、地震でできてしまった土砂ダムが、雪解けとともに決壊する危険があるとのこと。どの季節も災害はきてほしくないけれど、なんで冬ばかりなのだろうと悲しくなった。

遠い県でコタツに入ってぬくぬくしながら申し訳ないけれど、地震が来たら我が家はどうなるのだろうと考え、普段の様子とか避難訓練の様子とかを思い返してみた。

近所で、新築の家を建てているのを見ると、「なぜここに?津波来るって知らないのかな?」と不思議に思う。これは私だけでなく、近所の人々もよく言っている。

確かに、スーパーも病院も役場も適度に近く、いい場所ではある。がしかし、これから津波が来るとわかっている地域に土地を買って家を建てるのはなぜなんだろう…

私の住む近所は高齢者が多く、ここ数年は「足が弱くて逃げられない」「生きる理由もないしもう逃げない」と言っている人が多くなってきて、年に数回の避難訓練に参加する人も減っている

避難場所は、らせん階段をぐるぐる屋上まで上らないといけないのだけど、確かに高齢者にはきつい。高齢者で狭い階段が詰まって進まないうちに、下で待ってる人が津波に流されそうな気さえする。

東日本大震災の頃の避難訓練では、屋上で役所の防災担当者らしき人が色々と説明してくれたりしていたけど、ここ数年の訓練は、避難所の屋上に集合して「ハイみなさんご苦労さまでした!」で即解散となっている。

ちなみに、屋上は太陽光パネルが邪魔すぎる。パネルで頭打ったり土台につまづいて転倒する人とかいる。とりあえず一番高いからこの建物にここにしてみた感がすごい。しかもたいして高くもない(笑)

太陽光パネルのせいで屋上に乗れる人数も限られる。参加者が口々に言う「訓練ですでに屋上がいっぱいなのに、実際に地震が来たらもっと多くの人がきて満員御礼で、10分以上かかったらたぶんもう屋上に乗る場所ない」と。

津波の最高は17mという予測もあるけれど、ハザードマップによると浸水予想は2メートル。だったら私の家のある地区なら、家が潰れなければ自宅で垂直避難で2階でも助かる可能性はある

それから、私の住む地域は「海からの直接の津波より、津波が川を上ってきて洪水がやばい地域」なのだそう。ハザードマップを信じるしかないけど、そもそも国が公表している「全国地震動予測地図」とやらもハズレっぱなしだし、ハザードマップも「たぶんこんな感じになるんじゃね?」ぐらいのもので、実際には水が海から来るのか川からくるのかわかったもんじゃないと思う。

うちの近所では「自分の家がある場所よりも海に近い避難場所に向かって逃げることになってるけど、津波なのに海へ向かって逃げるのは怖い」と言っている人はけっこう多い。私もそれはちょっと思う。波に向かっていくのはサーファーだけでいいんじゃないかと。

家族で逃げるとしたどうなるか。出先ならそのまま家族で避難所へ行くと思うが、家にいたらどうなるだろう?

私は避難所へ行こうと言うと思う。母も避難訓練に参加しているぐらいなので一緒に逃げそう。ただ、父の行動が予想つかない。性格的には避難所のような大勢の他人がいるような場所には絶対に行きたくないタイプだし、超潔癖症なのに避難所のトイレに行けるとも思えないけれど、家族の中で一番生きることに貪欲なのはおそらく父。そこは昭和1桁生まれで戦争体験があるので。

母の話によると、阪神・淡路大震災の時、母は気にせずにずっと寝てたが、父は飛び起きて窓や玄関を開けて脱出口を確保したらしい。私は大阪で一人暮らししていてのんびり起きてテレビをつけた記憶がある。そんな感じなので、父が真っ先に逃げる可能性もなくはない。

もし私だけが外出していたら、親だけでとっとと逃げるようには言ってあるけど、果たしてどうなることやら。。

羽田の航空機衝突事故で思ったこと

この事故に関してもやっぱり思うのは、なぜ冬だったのだろうと。あの時間帯なら、日没が遅ければ、誤侵入した海保機を視認できたかもしれないのに。

海保機、JAL機、管制、どこかで誰か一人でも気付けばこんなことにならなかったのに…そもそも地震が起きていなければ海保機はあの場所にはいなかった。どうして何もかも悪いことが重なってしまったのだろう…

海保機側で5名の方が亡くなられたことが残念。被災地へ物資を運ぶ任務の途中だったということで、使命感に燃えてお仕事されていたと思うのでさらに悲しい。

その一方で、JAL機側の乗客乗員379名全員が脱出できたことはほんとに良かった。

JAL機の全員脱出は素晴らしいことで、世界中で大絶賛されているけれど、日本での報道はそこそこの盛り上げ方で堅苦しい感じになっている。海保機側が機長以外は全員亡くなられているので、JAL機側の全員生還の喜びが控え目になるのは仕方ない。

テレビやネットでは「乗務員の的確な判断と避難誘導」「乗客が年末年始にJALに乗れるような経済力のある階層だったから乗客同士で助け合ってパニックにならなかった」「日本人は子どもの頃から学校の避難訓練で慣れているから冷静にCAさんの指示に従えた」など、助かった理由が色々と言われているけど、どの理由ももっともな気がした。

日が経つにつれ、海保機の機長が管制の指示を勘違いした、管制官が誤侵入の画面表示を見落としたなど、少しずつ原因が小出しに発表されているけれど、「羽田は離発着がひっきりなしの空港なのだから、そこはもっとしっかりした機械的な事故防止システムで守ってあげて欲しかったな」と思った。

その他、テレビで解説に出てきた元日本航空客室乗務員の人が、CAが避難誘導時にどれぐらいの声を出すのかを実際にやっているのを見て、声がすごく大きくてよく通っていたのが印象的だった。声を出す前にマイクを通していいか確認を取ってから声を出していたので、本当はもっと大きいのだろう。

私は、前職で声を出し続けないといけなかったのだが、もともとこもった声で通りが悪く声量もないため、いつも喉が痛くて辛かった。なので、声が大きくて通る人が羨ましい。

普通の大人は家の外で大声をだすことはあまりないと思う。災害時に「助けて」と大声を出せそうにないのは私だけではあるまい。無職になって3年、私が家の外で声を発するのは、コンビニで「d払いで」ぐらいしかない。

防災リュックを買えば、助けを呼ぶための笛も入っているはず…ただ、がれきの下敷きになった状態で笛が手元にある可能性はほぼないだろうな。。一番笛が欲しいのはたぶんその時なんだけど。。

よい年になりますように

私にできることは、わずかばかりですが寄付をし、災害で亡くなられた方のご冥福を祈り、身体や心に傷を負ってしまった方の回復と、能登の1日も早い復興を願うことぐらいです。

どうかこれ以上悪いことが起きず、よい年になりますように。。

コメント (2)
  1. KYO より:

    飛行機事故の時、羽田近くにいましたが、それどころじゃ無い状況だったので、あまりよくわからないまま終わりました。地震さえ無ければ起こらなかった痛ましい事故というのが印象的でした。
    地震と津波の方についていうと、関東のうちの方まで結構揺れたので、今度はどこよ?とアワアワしました。
    いま海なし県住みなので、津波は無問題なものの、川は周囲にたくさん流れているようです。
    元々、海も川も近くにない場所で育ったせいか、水害には恐怖があります。
    今年も地震大国日本なんだなぁと、しみじみしています。
    今年は自然災害がこれ以上起こりませんように。

    1. ぞん より:

      KYOさん、あけましておめでとうございます(もうすぐ3月)
      正月以降もちょこちょこ揺れて怖いですね。備えによって個人的に生き残れる確率は違ってくるでしょうけど、自然災害そのものを起こらないようにすることは人間にはできず、AIだのChatGPTだのいう時代になっても、地震に関しては「来ないことを祈る」という超古典的な手法のままという。。