昨年、「ポイント投資をすれば、楽天カードのポイント還元1%だし、楽天市場のSPUも0.5倍つくし、ラッキーだな~」と言いながら始めたポイント投資ですが、世の中そんなに甘くなかった。
もうあちらこちらで楽天証券と楽天銀行の改悪についての記事があがっているので、今さらなんですけど、私のところにもちゃんと楽天証券からお知らせメールは届いておりました。
あまりの改悪に笑ってしまいました。
よくもまぁここまで極端なことができるもんだなと。「雑魚に用はない」と言われている気がしますが、私ほど雑魚ではなくても、多くの人に影響が出ると思います。
働いていれば、月に30,000円というのは、まともな会社の正社員なら普通かもしれませんが、プチブラックな会社の正社員や、非正規雇用や、無職だと苦しいです。稼ぎが多い人ならなんとか頑張れる金額だと思いますが、無理すると身体を壊しそうな設定ラインです。
また、ポイント還元が1%から0.2%になるのは、人気銘柄は信託報酬が低いことが多いため、多額を投資している人ほどダメージが大きいでしょう。
楽天証券の条件変更に合わせるかのように、一気に攻勢をかけてきたのが、SBI証券やマネックス証券などです。
私がメインにしているSBI証券も、今がチャンスとばかりに大盛り上がりです。「相手側でかかった出庫費用はSBIが全額還元します!」と。つまり「移管費用をSBIで負担しますよ」と。楽天から客を持っていく気まんまんです。
私もちょっと興味が湧きましたが、よく見ると、三井住友カードで積み立てることが条件でした。
楽天カード積立より断然好条件ですが、悲しいかな、私は無職でカードを作れませんので、あっさり断念しました。
一方、楽天も、出ていかれないように、楽天キャッシュにしたら0.5%だとか、キャンペーンで最大1%だとか言うわけですが、暫定措置ですから年内にはすべて終わります。
金融リテラシー低めの私でさえ「結局、言うてるまに0.2%になるやん」と気づくのに、金融リテラシーが高めであろう人々が気づかないわけがない。そんな小手先のキャンペーンが通じるとは思えない。
移管するかどうかは、その人がどれだけ楽天経済圏にはまっているかでも決まりそうですが、クレジットカード積立のポイント還元率0.2%の衝撃はなかなかのものですから、一気に客が流れ出る可能性も。。。。
内容及びスケジュールについては、こちらの記事をご紹介。
参考記事:【経済圏崩壊?】楽天証券&楽天カード積立のポイント改悪!SBI証券やマネックス証券に移管したほうがいいのか?
FIREな方の記事だけあって、説得力が違います。
ちなみに、楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジによる普通預金金利優遇の利率も変更になります。
300万以上預金がある人は「え~、うそ~ん」となります。
こちらについても、別の記事をご紹介。
参考記事:楽天銀行のマネーブリッジでの普通預金金利の優遇金利が改悪 改定内容のまとめと注意点
今まで金利が良かったぶん衝撃は大きいですが、メガバンクの普通預金金利は0.001%ですから、全然許せる範囲かなと。まぁ、私には全く影響ないから許せるんですけど(300万なんてほど遠い)。
楽天証券も楽天銀行も、大金を入れるほど旨味がなくなりますので、”たいして楽天に貢献してない貧乏人にポイントをやってたまるか作戦” は、結果的に、すごく貢献しているお金持ちの人を逃がすことになるのでは?
たとえば、私とFIREな人を比べてみましょう。
私は、無職の負け組女(本人は自由人で勝ち組だと思っているが、世間ではどうも違うらしい)なので、銀行系のクレジットカードを作れる可能性はゼロです。なので、時間と手間をかけて移管しようとは思いません。
私は、今までどおり、SBI証券で株(たまにスポットで投信)をし、楽天証券で積立投信をするというのは変わらないと思います。むしろ、株も楽天証券に振り分けていく予定です。
そして、銀行については、(問題ばかり起こしている例の)某メガバンクから楽天銀行に一部お金を移そうと思っています。改悪されてもなお、某メガバンクより楽天銀行の方がサービスも金利も断然ましだからという理由と、これを機に楽天カードの引き落とし先を楽天銀行に変えようと思ったからです。
※楽天証券で株取引も始めるのは個人的理由です。SBI証券の特定口座を「源泉徴収なし」で作っていたのですが、無職だと、国民健康保険料など社会保険料増額のリスクが高く、「住民税の申告不要制度」が使える「源泉徴収あり」のほうがメリットの方が大きいとのこと。しかし、既に売買を行った口座の年度中の区分変更はできないので、来年からの変更を目指して手続きを行う一方で、「源泉徴収あり」で作った楽天証券の方で株取引を始めることにしました。
一方、上記で紹介した記事のFIREな方の行動を見ると、すぐに移管を申し込み、預金も楽天銀行から別の銀行へ移すという行動を始めています。
比べる対象が「負け組 vs 勝ち組」で極端すぎますが、身動きの取れない貧乏人が楽天に残り、金融リテラシーの高いお金持ちが他へ逃げているという感じになっています。
あとは普通のサラリーマン層と主婦層がどう出るか。。。楽天経済圏の力が試される?
楽天だって勝算があって、このえげつない改悪をしたはずです。条件変更による悪影響は限定的だと判断してのことでしょうから、ネットで騒がれているほどには客は逃げないのかもしれませんね。
来年、どういう結果になるのか、ちょっと興味があります。まるで他人事のようですが、そもそも少額の積立投資しかしていないので、私には「改悪だ!ふざけんな!」と叫ぶほどの影響がないので。。
1万なら引き上げを考えてもいいかと一瞬思いましたけど、3万はない。だったらもう3千円でいいかと(ショボいw)
ということで、私自身は楽天証券のままでいいのですが、私以外の人にはよく考えてもらいたいです。
もし誰かに「これから積立投資を始めたいんだけど、どこで口座つくるのがいい?」と聞かれたら、
私は、「三井住友カードを持っているか、これからカードを作れるなら、SBI証券。ただし、楽天が条件を改悪したように、今後SBIも改悪する可能性があるので、あくまでも今のところは」と答えるでしょう。
しかし、これには「安定した収入があり、かつ余裕がある」という意味も含まれています。
一般カードなら、職があれば、預金に余裕がなくてもカードを作れると思います。しかし余裕がなければ投資資金も少なく、結果、還元ポイントも少なくなります。
つまり、「ポイントを貯めるのか、ポイントで投資するのか、どちらを軸足にするかによって、SBI証券よりも楽天証券の方がいい場合がある」のです。
投資資金を捻出するのにも頭を悩ませているような人は、カードの還元率よりも、「どうやって投資資金を確保するか」の方が大事なはずです。もしそこで、ポイントを投資に回そうと考えたのなら、普段自分が一番よく利用するポイントでなければいけません。
SBI証券でも、dポイント、Tポイント、Pontaポイントなど、ポイントを使って投資ができるようになっているのですが、ポイント投資をしようにも、そのポイントがなければ投資できませんから。
そこで、私が勝手に考えた、5パターンは、
ド素人のたわごとなので、ごく軽い参考程度に留めていただければと思います。
ちなみに私は最後の5番目です。それしかメインに成りえない状況です。3番目のdポイント投資なら少しだけ可能かな。。。と思ったら、dポイントは貯めるしかできないそうです。キャンペーンにつられてdポイントに設定しましたが、ポイントもらったらPontaポイントに戻そう。。。
結局、自分の生活スタイルに合う証券会社と投資方法を選ばなければ身動きが取れなくなります。ですので、還元率だけで飛びつかないように気を付けてほしいと思います。
どもー。
WordPressアプリからはやっぱり飛べませんでした😅
楽天というブランドと社長が大嫌い(中で使っている人は別です)なので、やっぱりねーという感想になっちゃいますけど、やっぱり証券関係は証券会社にしとくのが無難だろうと思います。
FIREな方という単語を今回初めて知りました。
金融業界もかなり浦島になってしまった感ありありデス。。。
KYOさん、ありがとー!
なんかゴメンなさいいつも(T_T)
私も社長は嫌いですw FIREは去年流行ったような。早期退職みたいなもんだけど、自分がほんとにやりたかったこと(農業や趣味とか)だけするとかで、のんびりするというわけでもないらしいです。