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介護認定が切れる前に踏み台を設置した話

踏み台

父が元気になりすぎました

介護保険を申請して要支援1をもらい、家のあちらこちらに手すりをつけてもらい、リハビリのデイサービスにも通い始めた父ですが。。。

関連記事介護保険を申請して階段に手すりをつけた話③

父はクソ真面目ゆえに、リハビリを頑張りすぎてしまいました。すり足はなかなか直らないですし、長距離は歩けませんが、杖無しでまぁまぁウロウロできるようになってきました

するとですね。。。要支援から外れる可能性が大なのです。リハビリ施設のトレーニング機器を使いまくって「無理しすぎたらダメです」と注意された父ですから、ごまかすこともできません。。

せっかく喜んでリハビリに行ってるのに行けなくなったらかわいそうだな~ケアマネさんに確認してみようと思っていたら、向こうから提案がありました。

私は以前、福祉住環境コーディネーターの勉強をしたので、介護認定が非該当になっても受けられるサービスがあることは知っていました。詳しくは理解していませんでしたが、なんとなく、デイサービスを続けられるんじゃなかろうかという期待は持っていました。

ですから、ケアマネさんに「総合事業というのに契約を切り替えるとサービスを受け続けられます」と言われたときは、「本に載っていた介護認定のチャートどおりだ」と思いました。

福祉住環境コーディネーターの肩書とは

そういや、3ヶ月前に手すりをつけてもらった時に、工務店の建築士さんにもらった名刺に「福祉住環境コーディネーター」という肩書も印刷されていました

先日やっていたテレビドラマ『魔法のリノベ』でも、まるふく工務店の営業の玄之助さんが、「福祉住環境コーディネーターの資格を取るために勉強している」と言っていました

以前、ユーキャンの記事を投稿したときに「この資格は、建築職や福祉職の人が知識を広げるための資格で、分野未経験者の人間が転職のために取るものではない」と書いたのですが、まさにこれですね。

ユーキャンの資格講座は初心者でも勉強できるように工夫されていて、テキスト内容そのものは良いものが多いですが、資格講座であれば、基本的には「これを取れば仕事に役立つ、転職に役立つ」などと宣伝していますので、本当にそうかどうかは自分で別に調べる必要があります。

向学のためであれば、宣伝文句は華麗にスルーして、内容が自分に役に立つかどうかで受講の判断をしましょう。

今回は段差解消です

さて、総合事業になると、デイサービスは続けられるのですが、住宅改修の補助金をもらえなくなりますので、認定が切れてしまう10月末までに必要な工事を頼むことにしました。

父が骨折する前から気になっていたのですが、居間から庭へ降りる際の段差です。私でさえきつくて、直接サンダルをめがけて降りて踏み外すと捻挫する高さです。降りるときも危険ですが、上がる時もきつくて、もうあきらめて頭から四つん這いで上がってました。

簡易の踏み台を置けばいいだけなのですが、父が変人なので「雨ざらしは腐るからダメだ」とか「外に置いていたものを家の中に入れたら汚い(玄関の土間でもNG)」とか「台風で飛ぶ」とか、ゴチャゴチャうるさいので、踏み台を置きませんでした。

なぜここの段差解消が重要かというと、父は、洗濯物を干すのと、乾いた洗濯物を取りこんで畳むのが大好きだからです。ちなみに、洗濯はしません。干すのと取り込んで畳むのだけが異様に好きなのです。

乾いた洗濯物を両手に持ったまま家に上がろうとして何度もコケてました。鼻を骨折したこともあります(アホすぎる)

大腿骨を骨折してからは自粛していたのですが、リハビリでちょっと動けるようになると、洗濯物を触りたくてたまらない父

危ないからやめろと言っても、私と母の目を盗んでは庭に出ては、戻ってくる時にコケるので、これはもう、手すりつきの階段をつけてやらないとまずいということで、ケアマネさんに連絡しました。

住宅改修というほどでもないけれど

一番いいのは、住宅改修はまとめてすることです。大工さんの手配が1回で済むので費用が抑えられます。ただ、どうしてもあとから、ここもあそこもと出てくるのが住宅改修なのです。

今回は、手すりの取り付けとは違い、アルミ製の踏み台を組み立てて置くというものなので、住宅改修というほど大げさなものではありません。

踏み台そのものは、ホームセンターでも買えますし、なんならネット通販でも買えるものです。

最初は渋っていた父ですが、建築士さんに「そもそも屋外用で汚れること前提です。丈夫なアルミ製で、雨ざらしでも腐らないし、重いので強風で飛ぶこともないですし、しっかりコンクリに固定しますよ」という説明を受けて納得してくれました。

ところで、踏み台(段差ステップ)を通販で探すと、形状は似ていても重さがかなり違う製品がたくさんあることに気づくかもしれません。

介護用品として勧められる製品は重いです。今回設置した踏み台の重量は約14キロです。ネットで検索すると大量に表示される値段の安い軽量タイプのものだと4キロぐらいですから、相当重いです。

建築士さんと大工さんが2人で組み立てて設置してくれました。女性やお年寄りが一人で組み立てて設置するのはちょっと無理でしょうという重量です。

私の住む地域は普段から強風です。冬は「毎日台風か!」というぐらいの突風です。吹っ飛んだら困るので、足の部分4カ所、金具でコンクリートに打ち付けてもらっています

うちの父のことですから、手すりがあっても持たずにコケる可能性はゼロではないですが、大ケガの確率はかなり減ったのではと思います。

母によると、父が昔、鼻を骨折したときは、庭から室内へ勢いよく上ったあとにヨロけてこけたらしい。実際に父が庭から居間に足だけでどこにもつかまらずに室内に上ってくるところを何度も見てきましたが、コケる以前に、なぜあの短い足で上がってこれるのか、そっちの方が不思議で。ほんとに足が短いんですよ、脱いだズボンを見ても半ズボンかなと思うぐらい。上の写真を見てもわかると思うのですが、階段が2段必要なぐらい高いのです。

骨粗しょう症で大腿骨が折れたのですが、牛乳を飲みまくっていても80歳の壁は高く、筋力が急激に落ちていった結果だったのでしょう。

今回、踏み台によって1段当たりの蹴上の高さが低くなり、上るのに力がいらなくなったので、上った勢いでヨロけて転倒するようなことはないでしょう。

踏み台の設置費用は実質5千円

介護保険を使って住宅改修をすると、同じ製品でもカタログ価格が市場価格より割高です。さらに工賃がかかったりするので、DIYよりも数万円高くなります償還払いなので一旦全額を支払います

それでも介護保険を使って住宅改修をするのは、3ヶ月後に9割戻ってくるからです。今回私が払ったお金は、約5万円でしたが、3ヶ月後には9割戻ってきますので、約5千円になります

昔は、カタログ価格が市場価格の10倍とか20倍とか、プロ野球の優勝セールの時の価格偽装みたいなことをしていたみたいですが、規制がかかったらしいです。今は高くても1.5倍ぐらいじゃないでしょうか。なので最終的にはかなりの節約になります。

他に大規模な高額の住宅改修を予定している人は、踏み台は実費の方がいいと思いますが、他に住宅改修の予定がなく補助金を使い切っていない人は、介護保険を使って踏み台を設置するのもいいかなと思います。

以上、もうすぐ介護認定がなくなるので、手すりを設置した残りの補助金で段差解消をした話でした。

コメント (2)
  1. KYO より:

    介護認定って案外簡単に消えるのね、ということが分かりました。
    快方に向かったことは良かったと思いますが、世の中ままならないものですねぇ。。。

    1. ぞん より:

      KYOさん、こんばんは!
      要介護の人が消えることはまずないでしょうけど、要支援1だと、消える人もけっこういるみたいです。
      介護認定では5mぐらい歩けたら「自立」ですから、かろうじて要支援1だった人がデイサービスで体操でもしたらそりゃ消えますわと。こうなることは想定していたので、住宅改修は最初の更新までにやらなければと思っていました。「住宅改修は、本人が動けるうちにやらないと意味ない」と、ケアマネさんも言ってましたから、良かったと思います。