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4年ぶりに救急車を呼びました。またコケて骨折してしまいました。4年前と同じ個所です。前回は左大腿骨骨折という診断でしたが、今回は人工骨頭周囲骨折です。人工骨頭を入れている骨が、コケた衝撃で割れたのです。
前回は初めての救急車だったのでかなり動揺していましたが、今回は2度目なので落ち着いていました。
4年前のドタバタの記事はこちらです。
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前回はお風呂場でしたが、今回は階段付近です。転落したわけではありません。
朝方に、2階から1階に降りてきてトイレに行くために方向転換をしようとしてバランスを崩してコケたのです。
階段には手すりがあるのですが、コケたということは、手すりを離したところだったのでしょう。
先日、2階のトイレにウォシュレットをつけたのは、どうしても2階で寝ると言い張る父の転倒事故を防ぐためだったのです。
関連記事:ウォシュレットをつけました(ビューティ・トワレ CH951S)
新しいウォシュレットの使い方を手取り足取り教え、手順書まで作成し、夜中に1階のトイレに行ったらダメだと毎日注意したのに、それでも本人が言うことを聞きませんでした。
私は十分に手を尽くしたので、もうしょうがないよねと思うことにしています。
前回のお風呂場での転倒の時もそうでしたが、父は一度は立ったのです。
私は夜更かししていたので、父が1階に降りてきたことはわかっていました。大きな音がしてかけつけた時は、父はすでに壁を使って立ち上がりかけていて、私につかまってそのまま立ったのです。
が、歩けるとは思えなかったし、動くと余計にまずいことになると思ったので、「椅子持ってくるから待っとき」と言ったのですが、父は全く言うことを聞かず、私は父につかまれた状態でトイレまで引きずられていきました。私の方が体重は重いのですが、トイレに行きたいという執念のほうが勝ったのです。
トイレを済ませて便座から立ち上がってパンツとステテコを履いたものの、折れている足にはもう力が入らなくなっていたため、トイレのドア下の段差をまたいで出ることができませんでした。
本人の目的は果たせたということで、お風呂椅子を持ってきて座らせて、救急車を呼びました。
朝の5時3分に通報しました。ドラマやドキュメンタリーでお馴染みの「消防ですか救急ですか」から始まり、住所を言い、転倒状況と本人の様子を説明して通報終了。
夜更かししてても格好はパジャマなので急いで着替えました。保険証とお薬手帳を準備して、救急車を誘導するべく外に出て待ちました。
4年前は母も一緒に行きましたが、今回は母は留守番でした。なぜなら、母が全く行く気がなかったからw
4年前はまだ軽度認知障害だったので、入院手続き等で自分が行かなければと思っていたのだと思いますが、いまはもう要介護1なので、救急車を呼んだこともどこか他人事という感じでした。
救急搬送の際、4年前に手術を受けた整形外科病院へ向かうと思いきや、「頭を打っている可能性があるから、脳外科のある病院へ行きます」と言われて総合病院へ。
そこには整形外科もあり、「医師から手術について話があるので夕方5時に来てください」と言われたので、てっきり手術してもらえるのかと思ったら、「骨折した箇所が前回と同じなので、前に手術した整形外科病院の方が良いと思います。紹介状を書いて転院してもらう方向で進めます」と言われました。
レントゲンを見せられ、どういう手術になるのかという説明もされ…てからの「手術するかどうかは転院先の先生が判断します」だったので、私は『いやいや、アンタが手術せんのかい!だったら今その詳しい説明いる?』と心の中でツッコんでいました。
しかも、「相手先の病院への連絡は祝日明けになります」と言われたので、心の中で『いやいや、転院させる気まんまんなのに、なぜ今日すぐに連絡しとらんの?検査結果は朝に出てたのに夕方まで待たせる時間が無駄すぎん?』とさらに心の中でツッコんでいました。
全く説明がないのも不安ですが、どうせ転院させるなら「折れたところをプレートやワイヤーで補強する手術になると思います。詳しいことは向こうの先生から説明を受けてください」とだけ言って、とっとと転院の手配を進めてくれたらいい話で。
91歳の老人を早朝から救急で受け入れてくれただけでもありがたいことだし、手術中に逝ってしまう可能性も高いので、同じ個所の骨折ならば、それを理由に元の病院に送る方が病院としては安全なのも理解できるので、転院は仕方ないと思っています。
しかし、動けない高齢者を病院に寝かせたまま置いておくというのは「ボケろ」と言っているようなものなので、もうちょっと早く転院させてほしかったというのが正直なところですs。
入院して2日目にはもう「せん妄」が炸裂し始めて会話はドッチボール状態に。当初は転院までに10日かかると言われましたが、「ボケたおしてます。もうヤバいです。」と看護師さんに言ったら、再調整してくれて3日早まりました。
入院中はマメに着替えさせてくれたし、シャワーも入れてくれたし、ひげも剃ってもらったし、栄養摂取も十分できただろうし、お世話してくれる環境は良かったのですが、骨折に関してはこれといった治療はされていないので、結果的には宿泊費とおむつ代を払っただけでした。
現在、転院して手術後3週間経ってリハビリも始まっていますが、せん妄は悪化していく一方で、先の病院での寝ていただけの1週間がなければ、もうちょっとマシだったかもしれないとは思ってしまいます。
父のせん妄が一時的なものであってくれと願うしかないですが…ちょっと諦めてます。
整形外科病院に転院して2日後に手術してもらえました。全身麻酔で1時間ぐらいで終わりました。
整形外科病院の担当の先生は、4年前に手術してくれた先生ではなかったです。前の先生は今も在籍していますが、今回は違う先生でした。どうやら院長先生のようです。
手術前の説明の時、「この手術で僕は失敗したことないです」と言われて、実際の先生もドラマの医師みたいなこと言うんだ!と、ちょっとテンション上がりましたw
転院直後から、エコノミー症候群防止のため、弾性ストッキングを履かされていましたが、手術後からはフットポンプもつけられていました。リハビリが始まって取り外されるまで、ずっとブーン・シュポッ!て鳴ってました。
いつも上げ膳据え膳で、母に甘やかされてきた父は、みごとなまでに内弁慶で、とにかく家が好きで、家の中ではとことんエラそうです。
入院するとすぐにせん妄が出るのは、骨折しているということはもちろんありますが、元々が内弁慶で、環境の変化に弱すぎるからだと思います。
入院した初日から「寂しい…ひとりぼっちや…帰りたい」とうるさかったです。ほぼ毎日面会に行ってあげてるのに。保育園児か。
私と母が面会にいくと、迎えに来てくれて家に連れて帰ってくれると思うらしく、「何時に出発するんや?」とか、私と母が帰ろうとすると「わしは?」と聞いてきます。「わしはまだ帰れんで。リハビリして動けるようになってからな」と毎日答える。
4年前の入院の時は、コロナ全盛期で面会もできず、週2回洗濯物などを看護師さんに渡すだけだったので、父の様子が気にならなかったのですが、今はいつでも行けて父の様子が見えるのでかえって様子が気になります。
4年前の入院の時にはどうしていたのか?補聴器をつけていたのか?自分で管理していたのか?おそらく使っていなかったのではないかと。
父が入院してから、ほぼ毎日面会に行っています。父のボケ具合のチェックをする目的もありますが、一番の目的は補聴器の管理です。
病院では、補聴器は個人の貴重品扱いなので、管理は患者側の責任です。すべて本人か家族がしなければいけません。
普段家にいるときは、補聴器は寝る時にはずして補聴器用乾燥ケースに入れているのですが、入院中はずっと補聴器をつけっぱなしにしています。
意思疎通ができないと、先生や看護師さんや理学療法士さんなど病院スタッフが大変だろうと思うのと、なにより本人が補聴器をつけていないと不安がるので。家ではない場所で何も聞こえないと不安が増すようです。
全身麻酔の時や術後の意識確認にも必要だからと、手術の時もつけて行きました。
手術日は補聴器の湿気取りができず、次の日に補聴器を耳から外そうとしたところ、耳周辺からヤバい臭いが漏れ出ていて、外した補聴器もすごい臭かったです。
手術した日の夜は切った傷が死ぬほど痛いし、全身が発熱するし、酸素マスクは暑いし、汗だくになります。私自身も全身麻酔で2回手術した経験があるのでわかります。
ですので、補聴器を入れっぱなしの耳の中も汗だくになるのは当然で、よく壊れなかったなと思います。補聴器の寿命は縮まってそうですけど。
本来、補聴器の24時間つけっぱなしは推奨されていません。補聴器は精密機器で湿気が大敵だからです。就寝中まで装着していたら汗や結露で壊れるリスクが高まります。
今のところ壊れてはいないようですが、長時間使っているとどうしてもチューブやイヤモールドに耳垢や水滴が溜まってくるので、取り外してブロアーで吹いて音の通り道を開けてやります。
ちなみに、音の通り道に水滴や耳垢が溜まると無音になります。初めてそうなったときは電池切れかと思いました。電池を交換しても音がしない場合、何かが詰まっているか、本体が壊れたかどちらかです。
父の補聴器は耳掛け式で、チューブは防滴チューブです。中がギザギザになっていて糸が入っています。補聴器はワイデックス社製なので、補聴器屋さんがリネット社製の防滴チューブをつけてくれているのだと思います。
防滴チューブには水滴が溜まりにくいですが、イヤモールドのジョイント部分(くの字に曲がってるところ)に水が溜まりやすいです。


掃除するための専用ツールは持っていないですけど、今のところ手動の安いブロアーで何とかなっています。
父はもともと中耳炎になりやすいので、補聴器の汚れを拭いたり補聴器を乾燥させたり、耳を拭いたりしないといけません。
父が持っている乾燥ケースはファン付きなので乾燥が早く20分で終わります。しかし、やはり一晩(8時間ぐらい)そのままケースに入れておかないと水滴は乾ききらないようです。
また、湿気だけでなく、寝てる間に外れて体で押さえつけて壊れるとか、床に落ちて壊れるとか、事故的な原因で壊れることもあります。実際、床に落ちていたのを看護師さんが発見したという報告を受けたり、面会に行ったらベッド上でピーピー鳴っていたりしたこともあります。
補聴器をつけずに済むものならそれの方が私も助かりますが、耳から音を入れておかないと、せん妄がさらにひどくなって認知症になりそうで怖いので、せっせと病院に通っています。
それから、気を付けないといけないのは電池です。目安は、耳かけ式で2週間、耳あな式で1週間ですが、補聴器の機種や使い方で電池の持ちも変わってきます。
補聴器本体も高額ですが、電池もなかなかのお値段です。うちの場合は、補聴器を買ったお店でくれる半額券で買ったり、ネットで買ったりしています。
補聴器用の電池は空気亜鉛電池といって、普通のボタン電池とは違います。
補聴器を買ったお店で最初に渡されたのと同じメーカーのを買うのが無難ですが、急に必要になって立ち寄った店に同じメーカーのがなかった場合は、同じサイズの型番であれば他のメーカーのでも大丈夫です。
うちの父のはサイズ13・PR48です。レイオバックしか使ったことないです。
補聴器ケースに入れる乾燥剤は約2か月もつので、電池ほどは頻繁に交換しないですが、これもなかなかのお値段です。
節約のためにと、食品用や日用品用の乾燥剤を使うのはよくないとされています。そもそも補聴器を乾かせるだけのパワーがなかったり、精密機器によくない成分が入っていたりすることがあるので、補聴器専用の乾燥剤を使う必要があるそうです。
電池も乾燥剤もネットの方が安く買えますが、どちらも使用期限があるので、期限内に使い切れる数を計算してからまとめ買いしないといけません。また、ネットで買う消耗品には持続性に当たり外れがあるので、そこも考慮が必要です。
補聴器の寿命は5年といわれているので、購入した時期から考えるといつ壊れてもおかしくはないため、電池を入れたときに「準備完了」という音声が聞こえるとホッとします。
面会に行くガソリン代より補聴器が壊れる方が経済的打撃が大きいので、ほぼ毎日行って確認するようにしていますが、かなり面倒くさいです。
補聴器の使用でよくあるのはハウリングです。音漏れでピーピーうるさいやつです。補聴器の使用中は不快なのですが、補聴器が正常に動いているかどうかを確かめるのには役に立ちます
通常、耳に装着していない状態で補聴器の電源が入っていると、ハウリングでピーピー音が鳴り響きます。補聴器が増幅した音を再びマイクが拾うからです。しかし、チューブ内やイヤモールド内が水滴や耳垢で塞がっていると、増幅された音が外に出ずマイクが拾うこともなく静かなので、何かが詰まってそうだと気付きます。
障害者総合支援法の補装具費支給制度で受け取れる支給額の基準が、アナログ補聴器を買うことを前提にしており、今の主流のデジタル補聴器には全く合っていない。
ちょこちょこ改定があって、微妙に変わるみたいですが、令和7年だとこんな感じらしい。
| 高度難聴用補聴器(4・6級) | 耳かけ型:46,400円 ポケット型:44,000円 耳あな型(レディメイド):92,000円 耳あな型(オーダーメイド):144,900円 |
|---|---|
| 重度難聴用補聴器(2・3級) | 耳かけ型: 71,200円 ポケット型: 59,000円 |
| 骨導式ポケット型:74,100円 骨導式眼鏡型:126,900円 | |
| イヤモールド | 9,500円 |
メジャーなのは耳かけ型とポケット型です。
5万円~7万円で買えるデジタル補聴器では、高度難聴・重度難聴の当事者は聞こえないことの方が多く、7割ぐらいの人が差額を払って10万~30万円ぐらいのミドルレンジの補聴器を買っているといわれています。うちの父もそうです。
アナログ補聴器とデジタル補聴器の違いをざっくりと言うと、
| アナログ補聴器 | 雑音も騒音もすべて増幅するため、音量を上げるとすぐにハウリングする。 増幅の仕組みがシンプルゆえ大きな音を出すことができる。作られていない自然な音 |
|---|---|
| デジタル補聴器 | 入ってくる音を調整して雑音や騒音を抑えて会話を聞こえやすくしたり、ハウリングを打ち消して不快感を和らげたりする。 デジタル処理により音が遅延する。音が人工的で不自然に感じられることがある |
アナログ補聴器の方が低価格ですが、「音量を上げるとハウリングする、小さい音を聞きたくて音量を上げても周囲の音も大きくなるので結局聞こえない」といった不満を持つ人が多く、現在の主流は、個人のきこえに合わせてカスタマイズできるデジタル補聴器です。
低価格帯であれば、アナログ補聴器もデジタル補聴器もさほど変わらず3万円ぐらいですが、より出力が大きいもの、より細かくカスタマイズできるものを求めると、どんどん値段の差が広がり、アナログ補聴器の上限が5万円ぐらいでおさまるのに比べ、デジタル補聴器は60万円を超えてきます。なかには100~300万円のものもあるそうです。
普通は、少しでも補助金が欲しくて、耳鼻科と役所と補聴器屋を行ったり来たりすると思いますが、「60万を超えるような補聴器をポンと買える経済力がある一人暮らしの高齢者なら申請しないかもね…」と思ったりもします。
障害者手帳を持っていることで税の控除があったりするので、持っていて損することはないのですが、いかんせん手帳取得と補助金申請までの道のりが長くて面倒なので…
関連記事:難聴の父、障害者手帳をもらい補聴器を買う
いくら国が、「認知症予防のために補聴器をつけろ」とやかましく言ったところで、予防のためにこんな高額なものを買える余裕のある人が、今の貧困ニッポンにどれぐらいいるのでしょう?
実は私も左耳が軽度~中等度難聴で、右耳も軽度難聴です。両親とも耳が遠いし、子どもの頃に重症の中耳炎にもなっているし、まぁそうなるよねという感じですが、じゃあ補聴器を買おう!という気にはなっていない。
現状で全く支障がないわけではないですが、明らかに生活や仕事に支障が出るのは高度難聴からではないかと。
日本はストレス社会なので、突発性難聴で聴力が落ちて戻りきらない人が特に女性に多いそうですが、ある程度聴力が戻ればそのまま生活している人が多いとのこと。
おそらく、ウン十万もする補聴器は買えないからウン千円の集音器にしようとか、テレビがよく聞こえるらしいウン万円のスピーカーを買ってみようとか、そっちへ流れているのでは?
いくら補聴器メーカーの人に「若いうちから補聴器の使い方に慣れている方がいい」と言われても。買えないものは買えない。
ところで、入院する際には連帯保証人の署名を求められるのが一般的です。一番きついのは「生計を異にする連帯保証人」を求められることです。
独立した家族がいれば簡単な話ですが、家族全員同居で、親戚づきあいもなかったらどうするんだろう。独り身で親戚づきあいも近所付き合いもまったくない人なんてザラにいるでしょう。たとえ近所付き合いが良かったり友達が多かったとしても他人に頼むのは気が引けます。
どんなに親しくてもお金がらみで保証人になってはいけないというのは生きていくうえでの鉄則なので、断られても仕方のないことです。
今回のうちの父の入院では、最初に運び込まれた総合病院で「生計を異にする連帯保証人」を求められたため、私のいとこ(父の甥)に頼みました。連絡した次の日の朝イチにすっ飛んで来てくれました。署名するためだけに車で往復2時間です。いとこがいい人でほんとに良かった。
バタバタしながらふと「4年前の入院の時に保証人なんか求められたっけ?」と思いましたが、たぶん私が保証人だったのです。現在入院している病院は、同居家族の連帯保証人でもOKなので。
4年前は直接今の病院に運び込まれ、コロナ禍だっため、入院当日に片っ端から必要書類に署名をさせられてそのまま提出しました。その一連の流れで保証人の署名をしたのだと思います。
生計が異でないと保証人の意味がないというのもわかりますが、少子化で未婚の人も多い今の時代に「入院したければ連帯保証人を探してこい」は、独り身にとっては非情なミッションで、弱り目に祟り目、泣き面にハチです。
整形外科病院というぐらいだから、ほぼ整形外科しかありません。内科の先生もいますが、他の病気で検査や治療が必要であれば別の総合病院に紹介状を書かれて外来か転院になります。
自分で動けるか、自分で車いすに移乗できるなら自家用車でも行けますが、介助が必要ならば介護タクシーです。介護タクシーは、介護度や利用目的によって介護保険適用だったり適用外だったりします。
自費の場合は、自治体からもらえるタクシー券(高齢者外出支援タクシー券や福祉タクシー券など)が使えるので、頻繁に利用する人は必ず役所で聞いてきましょう。
父は外来で出かけることになりました。症状は「便がおかしい」ということで。大腸ガンの疑いがあるという紹介状を持たされて総合病院に行きました。
病院の予約はしてくれましたが、介護タクシーは自分で予約してくださいと言われました。
自分で予約するのはいいのですが、もうちょっと時間に余裕が欲しかったです。夕方に病院から「明日の朝8時15分までに病院に行ってください」という電話がかかってきた時点で、介護タクシー会社の営業終了まであと1時間でした。
なんとか予約を取った直後に「予約とれましたか?」と病院から電話がかかってきました。あとで履歴を確認したら、私が予約を取っている最中にも1回かかけてきていました。
なんか微妙に変というか、「そんなにタクシーの予約が心配なら、病院がタクシーの予約も取って、患者家族に出発時間を連絡した方が確実じゃね?」と思うのは私だけ?
そもそも、最初に救急で運び込まれた総合病院で骨折の手術してくれてそのまま入院していればこんな面倒なことにはなっていないし。
介護タクシーの運転手さんが「医者は簡単にあっち行けこっち行けという。何かあったらいつでも来てくださいと簡単に言う。何かあった人間を病院に連れていくのがどんなに大変かわかっていないから」と言っていました。まさにその通り。
大騒ぎして連れていったけれど、腸はCTのみでした。高齢なので大量の下剤は危険。検査するとしても入院が必要とのことで。
「せっかく紹介状持ってきてくれたので、CTで大きな病変がないかだけでも確認しましょうか」と。でも結局は「腸は直接見てないので何とも言えません」と何度も繰り返されただけでした。訴訟になったら困るのでそうとしか言えないのでしょうけど、患者側は反応が難しい。何を質問しても「見てないので何とも言えません」しか返ってこないので、決まったセリフが組み込まれているロボットと話してるんかなと(笑)
胃カメラはしてもらえたので、胃は大丈夫と言ってもらえただけでも良かったかなと。
91歳だからガンだったとしてもどうすることもできないけれど、早朝から昼過ぎまで大騒ぎしてわかったことが「腸が便でパンパンです」だけだったので、疲労感はマシマシでした。
ただ、入院している病院に帰ってきて、便を出してもらえたり、便通が改善するように食事の調整をしてもららえたりしたので、全くの無駄ではなかったですけど。
手術して3週間、理学療法士さんに手伝ってもらいながらベッドから車いすに移り、リハビリ室で平行棒を持って歩く練習をしています。
2回目の骨折だし、前回よりも年も取っているので、骨折前の状態までは戻れないと覚悟しています。私的には骨折が戻らないことよりせん妄が戻らないことの方がよほど恐怖なのですが…
ケアマネさんとも定期的に連絡をとっていますが、さすがにもう2階で布団に寝るのは無理そうだから、1階にベッドを置くことを考えましょうという話をしています。回復具合によって、安いベッドでいけるのか、リクライニングできるお高いベッドになるのかが変わってきます。
奇跡的に2階へ上がれる状態で戻ってきて本人が希望したとしても、絶対に上がらせません。1階でベッドで寝てもらいます。
うちの家は玄関の上がりがまちが高く、今はホームセンターで買ってきた踏み台を置いていますが、手すりも含めたもうちょっと本格的な段差対策をした方がいいかもしれないとか。室内のできるだけ多くの壁に手すりがあったほうがいいかもとか。
あとはお風呂をどうするか。何らかの福祉用具で対処するか、お風呂に入れてくれるデイサービスに行かせるかとか。
父がどれぐらい回復するかわからないのでまだ計画が立たないけれど、介護認定の見直しにはなりそうです。
今は事業対象者ですが、介護判定が重くつきすぎてしまうと逆にお金がかかるので、リハビリを頑張って要支援か重くても要介護1まででとどまってほしいというのが今の願いです。
前回の骨折の時は、病院側から介護について何も話がなかったので、退院後に自分で調べて役場に行ったのですが、今回はケアマネさんがいるので前回より気持ちに余裕があります。
実際に退院してきたら地獄を見るかもしれませんが、今はまだ動きようがないので様子見です。
また何かあればブログに書こうと思います。
以上
お疲れ様でっす。
補聴器と介護認定はセットで考えるべきなんですね。勉強になりました。やはりお高いんですねぇ。
入浴は外注一択かと。家族が補助するのは体力的にも無理だと思いますし、共倒れになるだけだと思います。デイケアと訪問を併用出来たら良いですね。
色々考えさせられる内容ですた。
情報ありがとうございました〜。
KYOさん、コメントありがとう
介護保険は補聴器購入は適用外なので、「補聴器と障害者総合支援法」をセットで考えてください。
障害者手帳を取得する基準もなかなか厳しいのですが、補聴器は修理代も高いし、5年ぐらいで寿命がきて買い替えることにもなるので、手帳を取得しているのとしていないのとではトータルの経済負担がかなりかわってきます。なので、聴力が怪しいと感じたら補聴器販売店に連れていって相談したほうがいいです。聴力ギリギリだと耳鼻科へ行っても意見書を書いてもらえないかもしれませんが、ギリギリなら次の補聴器買い替えの時は意見書を書いてもらえると思います。老化が原因であれば年齢とともに確実に聴力は下がっていくので。
>入浴は外注一択
現状、父の様子を病院で見る限り、私もそんな気はしています。87歳と91歳はこんなに違うんだなぁと。母は自分の想像より回復してこない父を見ていショックなようですが、私は寝たきりも覚悟していたので、平行棒でヨチヨチ歩いている姿を見て「上出来やん」と。夫婦と親子の違いかな。
薄い情報ではありますが、少しでも役に立ったなら何よりです(^^)