Last Updated on 2022年6月23日 by ぞん
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1ヶ月ほど前、介護保険を申請したのですが、
審査結果が出ました。「要支援1」で、介護サービスが受けられることになりました。
ケアマネさんには「退院した直後ぐらいに申請してくれてたら、もうちょい高い介護度が出たかもしれませんね~」と言われました。
でしょうね! 私もそう思いましたが、私自身が失業して色々と忙しかったので、そんな心の余裕がなかったです。やっぱり自分が一番大事なので(笑)
手すりが設置されるのはまだ先なのですが、とりあえず途中経過を記しておくことにしました。
申請が通れば、さっそく介護サービスの契約です。
介護認定が出たという電話連絡を受けた1週間後に、役場の保健師さんがケアマネジャーさんと一緒に来てくれました。母の要望により、女性のケアマネジャーさんです。
保健師さんに「書類多くてすいませんね~」と言われながら、父はひたすら契約書に「日付・住所・名前」を書いていました。ただこれが、父にとっては大騒ぎなことでして。。。というのも、
父は、自分で何かの書類に記入する時、必ず間違えるw
一般的に、高齢者は字を書く機会が少ないので、うまく書けない人は多いらしいのですが、父みたいに、毎回、間違うだろうという期待を裏切らない人は珍しいかもしれません。
同居していると、そういう親のお約束もよくわかるので、惨事を防がなければなりません。
ということで、私が先に別のメモ用紙に記入内容を書いて契約書の近くに置き、父はメモに書かれた文字を見ながら、私の「はいここ日付、住所、名前」の掛け声に従いながら、ロボットのように記入していました。
きっとケアマネさんは、心の中で、『わざわざメモ書きを渡して掛け声をかけて、何をやってんのかこの親子は?』と思っていたと思いますが、なぜ私がそうしたのかを、次回に知ることになります。
契約書の記入が終わると、保健師さんは先に帰りました。
残ったケアマネさんから、父の身体のことや、普段の様子の確認等の細かい聞き取りがありました。
前回、保健師さんに来てもらった時に、父をリハビリのデイサービスに通わせてはどうかという話にもなっていたので、それについての話し合いをしました。
その後、階段の手すりの設置についての話し合いをしました。
父は階段だけでいいと言ったのですが、私が希望し、階段に加えて、お風呂の出入り口と、トイレ(1階と2階)にもつけてもらうことになりました。
ケアマネさんもその方が絶対にいいと父を説得してくれたので、父も納得しました。
施工業者は、ケアマネさん紹介の工務店に頼むことになりました。地元紙にもよく広告が載っていて、他県から移り住んでいる私でも知っていた名前だったので、地元では知らない人がいないぐらいの会社なのではと思います。
ケアマネさんいわく、「手すりなんて誰でもつけられそうに思われがちなんですけど、福祉の住宅改修に慣れていない業者さんや大工さんに頼むと、あとで色々と問題出るので、ここなら間違いないですよ」と。
私は最初から紹介してもらう気まんまんで介護保険を申請しましたので、願ったり叶ったりです。
さっそく次の日に、ケアマネさんが、建築士さんと福祉用具専門相談員さんを連れてやってきました。
福祉用具専門相談員さんは、今後のための自己紹介ということで一緒に来たとのこと。
建築士さんが、取り付け場所の写真を取ったり、寸法を測ったりしている一方で、我々家族は、ケアマネさんからリハビリサービスについての説明を受けていました。
そして、建築士さんが作業を終えて戻ってきて、私と母に手すりの材質などの説明をしている一方で、父はケアマネさんが持ってきた契約書に日付と名前を書かされていたのですが。。。
やっぱり父は間違えた(笑)
23って何だろう? 令和23年でもないし、2023年でもないし。。。ということで、訂正印を押しときました。
ケアマネさんは「私も紙に書いて渡してあげればよかったですね…」と、ポツリ。
前回の契約書のサインで、私が別のメモ用紙に書いたものを見せて書かせた理由がここでわかっていただけてなによりです。
介護保険で手すりをつけるには、ケアマネさんの理由書や建築士さんが撮影した写真や見積書など、色々な書類を整えて役場に申請しないといけないのですが、ケアマネさんとケアマネさん紹介の業者さんなので、申請に関しては勝手に進んでいくので大丈夫です。
2人が家に来てくれてから3日後(土日を挟んだので)には建築士さんが見積書を持ってきてくれました。これで申請が通ったら工事の準備して連絡しますと言って帰りました。
そしてその2日後には申請が通ったとケアマネさんから連絡が来ました。
大工さんの手配や資材の手配などあるので、すぐに工事が始まるというわけにはいかないそうですが、申請が通ったことはわかっているので、こちらは安心して待つだけです。
介護保険を使って住宅改修をするには、事前申請が必要です。
既に工事に入っているものや完成したものは、あとで申請してもダメなのです。これが最も大事なことなのですが、ここで失敗する人が後を絶たないらしい。
理由は簡単。国が介護保険制度をちゃんと周知する気がないからです。保険料は強制的に徴収するのに、介護サービスの利用の仕方については、むしろ知らせないでおこうぐらいの感じです。
住宅改修の事前申請をするよりも前に、まず介護保険を申請して介護認定を受けなければなりません。
簡単に言うと、3ステップです。
ステップ1の時点で、主治医がいるかどうか聞かれます。主治医意見書がないと、審査に通りづらいので、主治医がいない場合は、役所が指定する病院で診療を受けるように勧められます。
介護保険申請における主治医は、介護の原因となる病気の主治医でなくてもよいので、すでにかかりつけ医がいるなら、話は早いです。
すると、役所の人が直接先生とやり取りをして、意見書をもらってくれますので、すぐにステップ2へ進めます。
ステップ3は一次審査と二次審査があり、1ヶ月程度かかります。
介護認定が出たら、ようやく住宅改修のための事前申請が始まります。
したがって、介護保険制度をよく調べずに、自分で工事したり、普通に業者に頼んで工事してもらった後、役所の窓口で「領収書あったら1割負担になるって聞いたから申請したいんだけど」と言っても受けつけてもらえません。
事後申請で領収書その他の書類を提出することでお金が戻ってくるのは、事前申請が通っているという前提での話です。
これを知らないと、窓口で却下されてガックリ凹むか、逆ギレして窓口の担当者とケンカするかのいずれかになります。
また、既にデイサービスなど他の介護サービスを受けているにもかかわらず、住宅改修補助のことを知らずに自分たちで手すりをつけたり工事を頼んでしまったりしたというケースも結構あるそうです。
介護保険を申請するときに、利用できるサービスについての説明を受けますが、自分の知らない世界のことをあれこれ説明されても、右から左に受け流しているものです。福祉用具や住宅改修については、ケアマネさんや役所で介護保険を使えるかどうか確認しましょう。
とにかく、まず、役所に行こう!話はそれから!
絶対に知っておくべき住宅改修で介護保険を利用する際の重要事項
65歳になると自動的に送られてくる介護保険被保険者証は、健康なお年寄りであれば、ぶっちゃけ何の使い道もありません。そんな存在感の薄い介護保険被保険者証ですから、いざ介護保険を申請する頃には、家のどこかにはあるはずだが見当たらないという人が多いらしい。
実際、うちの父の介護保険被保険者証も行方不明でしたが、88歳になるまで何一つ困ることがなかったらしく、紛失したことに気づいていませんでした。
父は、入院するまで、健康保険証も診察券もお薬手帳も全て自分で管理していたので、介護保険被保険者証も自分で持っていたはずです。なので、父が使っていた箱の中に見当たらなければ、きっともう家のどこにもないでしょう。おそらく、期限の切れた国民健康保険証と一緒に間違えて捨てたのではないかと思います。
役場からの電話で「自治体名と介護度が記入された新しい保険証と交換です」と言われていて、私は、母の介護保険証を見たことがあったので、当然父の保険証もあるものだと思っていたので、交換する当日に見当たらなくて焦りました。
ですが、こんなことはお約束らしく、「もし古い保険証が発見されたら捨てといてくださいね~」と言われて、新しい介護保険被保険者証をもらえました。(使えない介護保険証を再発行してから使える介護保険証に交換するのは、紙とビニールカバーの無駄遣いですもんね…)
利用し始めた介護保険被保険者証は無くさないように気をつけないといけません。無くしたら再発行申請とか面倒くさいことになるでしょうから。
次回は、ついに手すりがついた話です。
介護保険での住宅改修の落とし穴!
まーさーに、落とし穴!
明日は我が身な我が家として
貴重な情報ありがとうございました〜。
KYOさん、どうも!
住宅改修は、金額が大きいだけに、ハマったらショックが大きいですよね。私だったら1週間寝込むかもしれない(笑)