Last Updated on 2023年10月14日 by ぞん
目次
この2年間で(現在は4年経過しています。サーバープランの名称変更のため更新しています)、私の WordPress のサイトについて変わったこと・変わらなかったことを書きたいと思いますが、前提を少しだけ。
このサイトは、ドメインをとって サーバー を借りて org で始めました。「どういうこと?」と思った方へ説明すると、WordPress には2種類あります。
これだけ見ると、comの方が簡単で良さそうに思うかもしれませんが、セキュリティ上、制約が多いです。
テーマやプラグインの追加、アフィリエイトやアドセンスなど、orgでは普通にできることが制限されていたり禁止されていたりします。ですので、あとあとのことを考えるとorgの方が気楽です。
comとorg、自分がどちらに向いているかは、この記事を最後まで眺めたあと、どう感じるかでわかります。
ただし、がっつり商用利用を考えているなら、面倒であろうがまっぴらごめんであろうがorgです。
ということで、以下、気楽に自由にやった結果、大混乱でいまだに安定していない様子を記しておきます。
最初に選んだ LIQUID PRESS LIGHT のままです。
無料のテーマですが、商用利用のため、ライセンス料を払いました。
最初の半年ぐらい、ちょこっとデザインをいじったりしましたが、自分のショボい知識ではたかが知れているし、センスがないのにヘタにいじり過ぎたら、元のテーマを台無しにしそうなのでやめました。
自分が思うほど見る人はそんなにデザインを気にしてないんじゃないか? 見苦しくなければいいのでは? と思ったりもして。
WordPress のいいところは、プラグインと呼ばれる様々な便利ツールを使えることです。「使いすぎるとサイトが重くなったり壊れたりするので、入れ過ぎはよくない」と言われますが、普通のブロガーにとっては、ありがたいものです。
Ad Inserter
広告挿入。アドセンス広告を力ずくで貼るのは面倒だということで導入。このプラグインがなかったらと思うとゾッとするというぐらい大活躍のプラグインです。
Akismet → Throws SPAM Away
コメント欄のスパム対策。アフィリエイトとGoogleアドセンスを始めたので、無料版のAkismetが使えなくなりました。そのまま無料版を使っている人もいるようですが、私は小心者なので変更しました。
Autoptimize / EWWW Image Optimizer / WP Fastest Cache / Optimize Database after Deleting Revisions → LiteSpeed Cache
コード最適化・画像圧縮・キャッシュ削除・テーブル最適化。ロリポップでプラン変更をしたら、PageSpeed Insights の点数が落ちたというまさかの結果となり、プラグインを変えました。それまで使用していた4つのプラグインの機能が全部入っているので、プラグインが1つになりました。
Lazy Load Optimizer → Helper Lite for PageSpeed
画像の遅延読み込み。アフィリエイトの画像が表示されなかったので変更しました。LiteSpeed Cacheにも画像遅延読み込みの機能はあるのですが、こちらもアフィリエイトの画像が出なくて使えませんでした。jetpack の画像遅延読み込みよりも、 Helper Lite for PageSpeed の方が、画像の表示がスムーズに感じられたのでこちらにしました。
jetpack → WP ULike
いいねボタン。あれこれプラグインを変更したりしているうちに、いつのまにかいいねボタンが読み込めなくなったので変更しました。そもそもいらないといえばいらないのですが、記事がここで終わりですという目印にもなるので表示しています。
jetpackウィジェット → テキストウィジェット
アバターとプロフィール。ページの読み込みが少しでも速くなると聞き、Gravatarをやめました。確かに、2、3点ぐらいPageSpeed Insightの点数が高く出るようになった気がします。
他にも、サイトが速くなる系のプラグインをいくつか試したのですが、何を入れても Contact Form 7 がおかしくなるという結果になり、諦めました。
あとは、上記以外の、なくてもいけそうなプラグインががあるので、減らす方向で。。。
Googleアドセンスのせいで、もともと速くはなかったサイトが、さらに遅くなったような気が。。。サーバーのプランを上げたらちょっとはましになるんじゃなかろうかと思いまして、スタンダードプランからハイスタンダードプランに変更しました。
スタンダードプランの存在意義が吹っ飛ぶような料金設定で、何か罠でも仕掛けられてるのかと不安になりましたが、それだけロリポップが必死なのかなと。
※ 2023年5月、スタンダードプランは廃止され、ハイスピードプランは「ベーシックプラン」という名称に変更になりました。
※ 2023年10月、スタンダードプランが復活し、ベーシックプランは「ハイスピ―どプラン」という名称に戻りました。
速くなるだろうと期待していたのに。。。
サーバー変更前
サーバー変更後
「サーバー変更前:モバイル 23・パソコン 67」「サーバー変更後:モバイル 21・パソコン 61」
なんじゃこりゃ。。下がってるし。
ネット中を見回しても、「ハイスピードプランにすると点数が爆上がり」という記事しか見当たりません。それでも探し続けると、「下がりました」という記事を1つ発見しました。
参考記事:【まさかの結果!】ロリポップのプラン変更してみた【スタンダードプラン⇒ハイスピードプラン】
少ないとは思いますが、点数が下がる人もいます。
私の場合、さらに悪いことに、その後も点数が日に日に下がっていき、「モバイル 11・パソコン34」など、「これはいくらなんでも酷すぎないか?」という点数を叩き出すように。
ヤケになって、プラグインの変更をしました。
そして、プラグインの設定を変えたりして、実験をし、ようやく出た 奇跡の1回 がこれです。
プラグイン変更後
「プラグイン変更後:モバイル 43・ パソコン 92」
奇跡の1回なので、平均するともう少し低く、概ね40点台と80点台です。それでも、サーバー変更前よりずいぶん良くなりました。
モバイルの方はかなり残念な数字ではありますが、サーバー変更前の倍ですよ!(前向き)。
ところで、サーバー変更後、PSIの中の何が一番変わったかというと、First Contentful Paint(FCP) という項目です。
このFCPと関係しているのが、Test My Site での計測結果です。ま、何をどうやっても、低速 に変わりはないんですけど、体感的には速くなった気がするんです…
サーバー変更前
低速
サーバー変更後
低速
◆ PSI(PageSpeed Insights)のしきい値
「しきい値」というのは、実際に変化が感じられる境目です。例えば、1秒でも2.4秒でも「速いね~」で、2.6秒でも3.9秒でも「まぁこんなもんか~」で、4秒になった途端に「遅くね?」みたいな。
◆ FCP(First Contentful Paint)のカテゴリ
「FCP」というのは、「クリックされてから画面に何かコンテンツが表示されるまでの時間」です。実はそのコンテンツが読めるものとは限らなくて、ヘッダーやメニューバーとか出てきただけでも「ハイ読み込んだ!」という判定だそう。ちょっぴり微妙な指標。。。
ネットでよく見かける、
「モバイル端末でのサイト表示までの時間は、2秒以内が理想、3秒が限界、それ以上はサイトを離れる人がどんどん増えていき、5秒過ぎたらもうほぼ誰もいない」
というのは、たぶん First Meaningful Paint(FMP:完全に意味のある内容が表示されている状態)だと思います。なので、私のサイトだと4秒ぐらいはかかっているかと。。。遅い(泣)
20年ぐらい前は「8秒ルール」とか聞いたことありましたが、今は「スマホで2秒、PCで1秒」とは、時代ですねぇ~。
大手サイトならともかく、たまたまクリックした個人ブログで、3秒以上全く何も画面に表示されなかったら、そりゃ直帰されます。FCPが2.7秒というのは、これから表示されるコンテンツを待ってもらえる可能性があるということで納得したいと思います。
サーバー変更後、かなり手を加えることになってしまったので、説得力に欠けるんですけど、
サーバー変更後、Test My Site の速度が 4.8秒から2.7秒になり、PageSpeed Insights の点数も良くなったのでので、サーバーを変えた効果はあった!
ということにしておきます。
プラン変更直後にPSIの点数が下がった人にサーバーについて語られても。。。ですよね。わかります。
私の場合は、サーバーを変更するだけではPSIの点数が上がりませんでしたが、プラグインやテーマとの相性があるということで。。。
一般的にはプランを上げるとスピードは上がるものです。ましてやLiteSpeedサーバーになれば爆速になるはずなんです。。。
ロリポップのハイスピードプランの特徴は、
転送容量は大きい方がいいでしょう。私のサイトは1日に500~1000PVぐらいなので、転送容量なんて1ミリも気にする必要がないはずなのですが、なぜか「503エラー」がたまに出ているときがあります。他にも原因がありそうですが、原因の可能性を1つでも潰すということで。
自動パックアップはあるに越したことはないです。プラグインでバックアップを取っていても自分で上手に復旧できるとは限りませんから、サーバー側でもとってくれている方が安心です。ハイスピードプランにはセットでついています。(スタンダードプラン(550円 440円)にバックアップオプション(330円)つけるより安いです。ただし、復旧する場合に手数料11,000円必要です)
全体的に経済的です。これで月額550円はありがたいです。
※ 2023年5月、全プランの初期費用が0円になりました。
※ 2023年5月、スタンダードプランは廃止され、ハイスピードプランは「ベーシックプラン」という名称に変更になりました。
※ 2023年10月、スタンダードプランが復活し、ベーシックプランは「ハイスピ―どプラン」という名称に戻りました。
※ 2023年5月、ハイスピードプランの自動バックアップ復旧費用が0円になりました。
プラン変更は、自分で特に何かすることはなく、ただ無事に変更が終わることを祈るのみなんですけど、それでも100%大丈夫というわけではないので、できれば避けたいところです。
これからWordPressでブログをやってみようという人は、プラン変更でドキドキするよりは、最初からハイスピードプランを選ぶ方が気楽だと思います。
なお、ロリポップの場合、”下位プランへの変更ができない” という規則があるので、そこも気をつけましょう(※ 解約して再契約すれば下位のプランにできますが、データのお引越しを自分でしないといけないそうです)
インフルエンサーで企業なみの集客数が見込める…などという人ならエンタープライズですが、個人でブログをやってみようという人は、ライトかスタンダードかハイスピードになると思います。とにかく安いライトか、長い目で見てハイスピードプランにするか、ちょっと節約してスタンダードプランにするか。。。WordPressでブログを始める人は、よく比較して納得した上で決めましょう。
※ 最初にこの記事を投稿してからさらに2年経ち、2023年時点でブログ歴4年になります。アクセス数だけ見ればライトでもよかったぐらいですが(悲)、Googleアドセンスやアフィリエイトをしているので、ハイスピードプランで正解だったと思っています。
以上、ブログ開始2年経過のサイト運営で、変わったこと変わらなかったことでした。