Last Updated on 2025年1月3日 by ぞん
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先日突然、ドアホンが壊れました!
10年以上前に馴染みの電器屋さんがタダでつけてくれたものです。壊れる予兆なんてありませんでした。前の日も普通に鳴り普通に画面に映っていました。
ちなみに、タダといっても、その前に大金を使ったがゆえのサービスです。
田舎なのでずっとプロパンガスでしたが、ガス代値上がりの際にボンベの交換回数を減らせばよいと言われ、大きいボンベを2本置いていました。しかし、ボンベがでかすぎて家が吹っ飛ぶんじゃないかという恐怖に耐えられず、ガスはやめようということになり、ビルトインIHコンロと電気給湯器に変えたのです。
我が家には大金でしたが、おかげで、家のピンポンがテレビドアホンになったり、年末にクリスマスケーキをもらったりしました。
そんな昔話にからんだテレビドアホンが今回壊れたのです。
室内で音は鳴っているが画面には何も映らない。ピンポンが鳴るからまぁこのままでもいいかなと思ったのですが、なんと、押している側では音が鳴っていない!
訪問客にしてみれば、ピンポンを押しても手応えがないので「壊れてんのかな?でも住人が出て来たのでたぶん中では鳴ってんのかな?」みたいな感じです。
そのままでもやり過ごすこともできましたが、やはり中途半端なので交換することにしました。
街のでんきやさんで、パナソニックフェアで安くなっていた録画機能付きのテレビドアホンを買いました。
機種は “スマホで「外でもドアホン」” というシリーズの VL-SWD505KF です。
私は、51,200万円(税込・工事費込み)で購入しました。2024年秋号くらしの特選カタログでの値段が70,600円(税込・工事費別)なので、2万円以上の値引きになるかと。街の個人店でもタイミングがよければネット並みかそれ以下で買えることがあります。
語尾にはKSとKFがあり、玄関子機の違いです。KSの方がアルミ仕上げの高級タイプで、埋め込み型・露出型の両方に対応しています。KFはプラスチック製で、露出型です。
露出型は壁面よりも前に出っ張って取り付けられるため、前だけでなく上下左右も暴風雨にさらされるので、その分防水防塵性が落ちます。
玄関子機の違いで総額が2万5千円近く違ってきます。少しでも安くしたいならKFです。防水防塵性に関しては、劣悪環境でなければ気にしすぎなくてもよいと思います。私の家の壊れたテレビドアホンの玄関子機は、プラ製の露出型で雨ざらし全開で使用されていましたが、10年以上持ちました。
VLのうしろはSWDとSVDがあり、セットの違いです。SWDは「玄関子機・ドアホン親機・ワイヤレスモニター子機のセット」で、SVDは「玄関子機・ドアホン親機のセット」です。
実店舗で見て購入する人はあまり間違わないと思いますが、ネットで購入する人は間違わないように気を付けてください。
ドアホンの接続方法には、親機の電源の取り方によって3つの種類があります。
私の家は「電源直結式」です。電源直結式は、AC100Vの電源線を直結する作業を行うので、電気工事士の資格を持った人でなければ設置してはいけません。
もし自分の家が電源直結式で、資格を持っていないなら、設置までしてくれる店で買いましょう。どこかで安く商品を購入して街の電器屋さんに取り付けだけを頼もうとした場合、引き受けてくれる店もあれば断る店もあります。
VL-SWD505の取扱説明書には「電源コード式」と書いていますが、電源コード式は電源コードを取り外すと電源直結式にできるそうで、電器屋さんが何やら細工して取り付けてくれました。
テレビドアホンを購入する場合は、自分の家のドアホンがどの接続方法なのか事前に確認しておきましょう。
パナソニックの「外でもドアホン」シリーズには、SWZ700KS/KF、SWD505KS/KF がありますが、共通している特徴をざっくり挙げておきます。
パナソニックのドアホンはラインナップが豊富なのですが、上位機種であれば全部の機能がついているとか、価格が高いほど全部の機器が連携できるとかではありません。
型番によって機能の有無、連携機器の内容が違っているので、機能や連携にこだわる人は、メーカーのドアホンのカタログの比較表で確認しておかないと、買ってから「この機能がついていると思っていたのに…この機器と連携する予定だったのに…」といったことが起こってきます。
映像が高精細でキレイです。といっても、比べる対象が10年以上前のモニターなので、今どきのどれを買っても以前のドアホンよりはキレイなのでしょうけど。
プライバシーの点から、画面部分をぼかしましたが、ほんとはくっきりキレイに映っています。
玄関子機はLEDライト付きなので、夜でもカラーナイトビジョンでキレイです。とはいえ、昼間のように背景までキレイに映るわけではなく、カメラの近くにいる人だけが明るく映る感じです。
個人的に一番良かったなと思う特徴は、タッチパネルです。タップでズームできるので来訪者の顔の確認がしやすいです。また、設定の変更や確認、録画映像の確認などもしやすいのでイライラしないです。
後述するパナソニックの専用アプリ(ドアホンコネクト)の設定の際、なかなかうまくいかず、画面を行ったり来たりしたのですが、タッチパネルでなかったらブチギレてたと思います。
なお、タッチパネルの指紋や汚れが気になる人や、画面の反射が気になる人は保護フィルムを貼ればよいでしょう。
スマホみたいに頻繁に操作するものではなく、指紋や汚れは限定的なので、保護フィルムを貼らずとも、たまに柔らかい布で拭いてやるだけでも大丈夫です。
せっかくのネットワーク対応機種なので、外出先でもスマホで映像確認や通話応答ができる設定もしました。これには、パナソニックの専用アプリ(ドアホンコネクト)が必要です。
アプリをインストールし、画面に従って自宅のWi-Fiとドアホン親機をつなぎ、ドアホン親機をスマホアプリに登録することで使えるようになります。
外出先だけでなく、自宅内でも使えるので、ドアホン親機とは別の部屋にいる際、ワイヤレスモニター子機を使わなくてもスマホで応答できます。部屋数の多い家に住んでいて家族の人数も多いけど、子機を何台も買いたくないという場合にはいいかもしれません。
ワイヤレスモニター子機の画面は2.4型でサイズが小さく、画質もそれなりですが、映像がないよりは断然安心感があります。
もともとの壊れたテレビドアホンにはワイヤレスモニター子機など付属していなかったので、なくても我慢できるのですが、あればあったで便利です。
ドアホンと電話機を連携すると、ワイヤレスモニター子機を電話機子機として使うことができます。
ドアホンと電話機を連携すると、ドアホンの応答を電話機でも行うことができます。ただし、映像はドアホン親機にしか映りませんので、ドアホン親機と離れた場所で電話機をドアホン受けとして使う場合は、音声のみの応答になります。
連携するしないは任意ですが、私の家ではドアホンと電話機を連携しています。というか、電器屋さんが当たり前のように設定して「ハイ、連携できました!どれでも取れるよ~」みたいなノリで連携して帰りましたw
ところで、私の家の電話機の型番(VE-GD68DL)は、ドアホンと連携できる一覧には載っていません。しかし、何の問題もなく連携されています。
一覧に載っていないのは、おそらくGD68が販売終了しているからでしょう。2024年現行モデルはGD69ですが、GD68も連携できるということは、基本機能は大差ないのでしょう。
ちょっと型番が紛らわしいのですが、GD58、GD78は親機がコードレス(受話器にクルクル線がない)、GD68、GD69は親機が有線(受話器にクルクル線がある)です。
他にもドアホンと連携できる電話機・FAXはありますので、連携を予定しているなら買う前に調べておきましょう。
めでたくドアホン親機と電話親機が連携できた結果、電話親機は、既にある電話機子機を「子機1」、ドアホンワイヤレスモニター子機を「子機2」として認識しています。
正式な親子なので、電話帳の転送もできます!
今のご時勢、電話帳に登録していない電話は取りたくないし、電話帳を使わずに電話をかけるのも面倒ですから、電話帳は大事です。
私は、電話機子機ではなく、ワイヤレスモニター子機を2階の自室に置いています。ドアホンも電話も使えるので場所を取らずに済みます。
テレビドアホンが壊れて、新しいテレビドアホンに交換されるまでの間、画面なしでピンポンの音だけという時を過ごしましたが、今まで自分が思っている以上にテレビドアホンの画面を見ていたことに気づきました。
毎回のように、エラー画面を見ては「あ、壊れてたんだった」となっていました。自分ではそんなに確認している感覚はなかったのですが、ルーティンになっていたようです。
パナソニックの2023年調べによると、子どもと離れて暮らす高齢者の家のインターホンがテレビドアホンでない割合は42%とのこと。
親の認知機能が衰えてきているのを感じているなら、録画機能付きで、スマホアプリで応答したり映像を確認できるタイプのテレビドアホンが良いのではないかと思います。特に認知症の家族をかかえている人は、思いのほか安心感が得られると思います。
離れて住んでいても、実家に不審な来客がないか、親が犯罪に巻き込まれていないか、自分のスマホで確認できます。親の代わりにリアルタイムで応対することも可能です。
同居していても、親だけ家に残しで出かけることはあります。外出先でそんなに応対も確認もしないよという人でも、やろうと思えばいつでもできるという気持ちの余裕を持てるので、買い物等の外出もしやすくなります。
迷惑電話や迷惑訪問者はストレスの元です。知らない番号からの電話が頻繁に鳴るとイライラするし、予定のない訪問者にはドキドキします。迷惑防止機能付き電話機とテレビドアホンで少しでも生活のストレスが軽減されるのなら良い買い物だと思います。
庶民の戸建て用なら、最上位機種でもない限り電話機とドアホンで一桁万円でおさまるでしょう。ちなみに、私の家では電話機18,200円、テレビドアホン51,200円、計69,400円です。
電話機は、電話だけかFAX付きかでだいたい値段も決まってくるので、値段を下げるとしたらラインナップが多いテレビドアホンです。2万~10万円ぐらいと差がありますので、妥協できれば大きく下げられます。
私の場合は、はタッチパネルが妥協できなかったので、あまり値段を下げられていませんが、ドアホン操作がストレスになってもいやなので、妥協しなくてよかったです。
ところで、テレビドアホンでも家の外をモニターできますが、より広範囲をお手軽価格でモニターしたい場合は、防犯カメラ(ネットワークカメラ)をつけるという手があります。
テレビドアホンを買い替えた勢いで防犯カメラ(ネットワークカメラ)もつけてしまいました。興味が湧いた方は読んでみてください。
以上、今回は、テレビドアホンを買い替えた話でした。
以前住んでたマンションが似たタイプだった気がします。便利ですよね〜。
色々タイプがあるのですね。勉強になりました(^-^)
自宅のは30年前のでモニターが白黒です。まだかろうじて現役ですが、同じ時期に付けた他のお宅はちらほら買い替えているようなので、うちも近いうちに買い替えることになるだろうと思います。
その際はスマホでとれる機能付きにしたいと思います!
KYOさん、コメントありがとう(^^♪
30年前でも壊れずに映っているところがすごいですね。でも、カラーはやっぱり見やすいので、買い替え時かも。
実際のところ、外出先でリアル応対できるかと言われると、マナーモードにしていたり、運転中だったりで、できたためしがないですがw、認知症の家族がいると、外出先でも録画を確認できるというのは安心感あります。