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米を予約登録したので米びつを買いました。
米びつといっても、そんな大げさなものではなく、米袋ごと入れられるプラの入れ物です。私が購入したのは、山崎実業のtowerシリーズです。
5kg用で、持ち運び用に両サイドが出っ張っているタイプです。普通米と無洗米の両方で使える計量カップ付でした。
取っ手のない丸い計量カップしか使ったことがないので、取っ手のある四角いカップは新鮮ですが、たぶん普通米では今までの丸いやつを使うかな…慣れたやつを使ってしまうと思います。無洗米を買った時に四角いのを使うかな…うちにあった無洗米用の丸い計量カップが行方不明なので。
私自身は無洗米に抵抗がなく、ラクだし節水になるし栄養も流れ出ないので良いと思うのですが、母が無洗米を信用しておらず、うちでは基本的に普通米を買います。
今回の記事は、「それなりに高いお米を買うことになったので、米の保存にも気をつけようと思い、米びつを買いました」と、SNSに投稿すれば1文で終わる話ですが、そこは個人ブログですから、どうしてそうなったのかのいきさつも含めてタラタラ書きます。
新米が出回り始めて一時の米不足が解消されてきつつありますが、お米の値段が爆上がりです。コメ好きの友人いわく「今までが安すぎただけ。米作るのは大変なんだから」とのこと。
私も昔、(たったの)1回だけ稲刈りを手伝ったことがあってすんごい大変だったので、友人の言うことはよくわかります。ですが主食なので、やっぱり高くなると辛いです。
以前は、スーパーのプライベートブランド米を買っていました。
テレビで米不足だと騒いでましたが、こっちは田舎なので全く米が消えてしまうようなことはなかったです。一番安い銘柄はいつも売り切れでしたが、その次に安い銘柄が普通にいつも店頭にあったので、米が手に入らずに困るようなことはありませんでした。
しかし、値段はどんどん上がっていき、かつては1500円~1800円ぐらいで買えていた米がついには3000円を超えてしまい、もはやよく目にするブランド米と同じ値段に!あんなに安かったのに…何かの間違いかと思いました。
今まではスーパーで買う方が圧倒的に安かったのでガソリン代を使ってでもスーパーで買っていましたが、1.5~2倍も値上がりしてしまうと、「スーパーへ買いに行く意味ある?重くてしんどいだけでは?」と。
そこで、米を予約登録して配送してもらおうと思いました。
米の予約登録というと、米屋さん、米の通販サイト、農家から直接、などの方法がありますが、うちの家は昔から生協を利用しているので生協です。
思い起こせば4年ほど前まで、母がとあるブランド米を登録して定期購入していましたが、私がやめさせたのでした。
スーパーのプライベートブランド米の方が安かったからという理由もありますが、それよりもっと決定的な理由は、配送されてくる米が急に不味く感じるようになったからです。
もともと私の好みとは少し違っていましたが味に不満はなかったし、その頃私は生協にはノータッチだったので、母が好きな米を買えばいいと思っていました。
何年も普通においしく食べていたのに、ある時から「炊きあがりでこの黄色はやばくないか?匂いも変。12時間ぐらい保温したご飯みたい。これはおかしい!」と思うようになったのです。
米の「おいしい・おいしくない」は、個人の味の好み・米の研ぎ方・米の炊き方・米の保存状況、炊飯器の良し悪しなどによりますので、銘柄は言えませんが、どうやら私にだけ起こったことではなさそうでした。
というのも、生協のグループで同じ銘柄を買っていた他の人が「ものすごく不味くなった」と言っていたり、ネット上で「いつも生協で買っている●●が最近不味すぎる」という書き込みを多く見かけたりしたからです。eフレンズ(生協の会員サイト)でも、某銘柄の2020年と2024年の口コミの評価が真逆です。
ということは、その頃に生協で扱っていたその銘柄の米が全体的によくなかったのか、配送地域や個人ごとに当たりハズレが大きかったのではないかと推測しますが、本来はおいしいことで有名な銘柄なので、なぜそんなことになっていたのかいまだに謎です。
そういったことがあって、生協で米を買うことをやめていたのですが、ここ最近の米不足と値上がりで、再び米を登録してみようと思い立ったのです。
生協の注文担当が母から私になったので、今回は私の好みの銘柄を選びたい!
とはいえ、かれこれ15年以上、某銘柄と、パックご飯と、スーパーのプライベートブランド米しか食べていなかった私にお米の知識などあるはずもなく、どうしたものかと思いましたが、生協のパンフレットに銘柄の味に関する説明やチャート図が載っていたので、それを参考に決めました。
もちもち系よりさっぱり系、大粒よりも小粒、やわらかめよりもちょっと固めが好きなので、「みずかがみ」にしました。
◆ 生協で予約登録できる「みずかがみ」は、【特A】【特別栽培米】
立派な肩書きがついていますが、私は別に米にうるさいタイプではなく(そんな繊細な舌は持ち合わせていない)、米の種類やらランクやら気にしたことがないため、肩書きを見ても「へぇ~」としか思わなかったのですが、調べてみると、重要な指標だったらしくて。。。
無知な私は立派な肩書きの中身をどう思っていたかというと、「特A=そこら辺の権力を持ったおじさん達5人ぐらいの談合」「特別栽培米=生協用に特別に栽培してもらっている米」だと。
全然違いました(笑)
◆【特A】は、専門の食味評価エキスパートパネル(20名)による官能試験の結果だった。
食味の専門の人たちが複数産地のコシヒカリのブレンド米(基準米)と試験対象産地品種(供試品)とを比較してランク付けしたもの。
◆【特別栽培米】は、環境にすごく配慮しているという意味の特別だった。
その地域で一般的に使う農薬と化学肥料を半分以下しか使ってませんということ。
生協の米の予約登録のパンフレットにあった記述によると、滋賀県には近畿の水がめ琵琶湖があるので、もともと農薬や化学肥料の制限が厳しいとのこと。その半分だとさらに安全性が高いということになります。
こんなちゃんとした指標があったにもかかわらず、私は気づくことなく、
企画回パンフレットの通常購入で「お試し」として出ていたのがコレで、買って食べてみたらおいしかったので予約登録で確実に手に入れようと思った。つまり、味だけで決めた!のですが、変に肩書きに踊らされることなく、これはこれでよかった気がします。
ということで、私の個人的な感想を書いておきます。
みずかがみは、炊きあがりが白い、時間が経ってもわりと白い、クセがなくてほんのり甘い、冷めてもおいしい、冷凍したものを解凍してもおいしい。
パンフレットには、予約登録できるブランド米のマトリックス図(甘み⇔あっさり、かため⇔やわらかめ)が載っているのですが、みずかがみは「ちょっと固い」「ちょっと甘い」ぐらいの位置にあります。
このことからおそらく、もちもち系で甘みが強いタイプが好きな人は「固くてパサパサしていて味がしない」と言い、さっぱり系が好きな人は「ほどよく固くあっさりしていてふんわり甘い」と言うような気がします。
今どきの主流(もちもち甘い系)とは違うので、好みが別れる銘柄だと思います。
米の話が長くなりましたが、ここでようやく米びつです。
うちには米びつがないわけではない。3つレバーがついている昔ながらのスチール製の米びつがあります。使わなくなったのは10年ぐらい前かな…
単に、母が米を米びつに移すのが面倒になったんじゃないでしょうか。高齢になると5キロでも重いですから。頼まれれて何度か私が米びつに移しましたが、そのうち頼まれなくなり、私も特に気にしなかったので、米袋のまま、開封したあとは紐で口をくくっていました。
紐での袋の開け閉めが地味に面倒くさかったので、米を変えた勢いで米びつも買ってしまおう。
色々あるんですね…といっても、
に絞れば、売れ筋のデザインは決まっているようです。楕円か四角かです。
私は四角にしました。特徴は、
の4点です。
うちにある生協から常に借りパク状態の発泡スチロールの箱の中に、長辺方向でも短辺方向でも収まるので使い勝手がいいです。(写真は箱の短辺と平行に置いています)
楕円の方が袋ごとすっぽり入れやすい(と、友人が言ってました)。米袋の形からして楕円の方が自然ですから。
四角の方は、袋ごと入った後で容器の形に馴染んで収まっていく感じです。窮屈感が気になる人は、袋から中身の米だけ容器に移し変える方が気持ちがいいと思います。昔ながらのスチール製の米びつのあの細い斜めの入り口から入れるよりはよっぽど入れやすいと思います。
あとは、虫除けの何かを入れておけばいいのかなと。CMでおなじみなのは米唐番とか。
その他、ワサビ系、珪藻土、炭など、色々と売られているのでお好みで。
今回の記事のメインは「米びつ」だったはずなのですが、「米」の話の方が多い…ドンマイ!
以上
昔からあるコシヒカリVSササニシキ論争!
blog主さんの好みはササニシキということで(^-^)
米蓋が密閉出来るのはナイスポイントかと。
今週、残っていた玄米5キロをコイン精米所で精米しました。初コイン精米!精米機の分付き選択肢に無洗米があったので、無洗米で精米してみました。
今まで無洗米ってどうやって処理してるんだろうと思っていたんですが、精米方法が違うだけみたいですね。糠がなるべく残らないようにしているだけなのかな?と思いましたが、はてさて。
KYOさんコメントありがとうございます。
無洗米は洗わずに炊けるから栄養分が流れ出ないから良いと聞いたことがあります。あと、無洗米はもう糠を取ってあるのに高齢者ほど昔のようにガシガシ研いでしまうから米が傷ついて不味くなるとか。