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あけましておめでとうございます(もうすぐ2月)。皆さん、加湿器使ってますか?(唐突)
うちには加湿器がなかったので、毎年冬は部屋がカラッカラで過ごしていました。父が異様に湿度を嫌うので加湿器を置かずにいたのですが…
私の家の電話機に部屋の乾燥を注意してくれる機能がついており、湿度が40%切ると、「ポーン(アラート音)!乾燥にご注意ください!適切な湿度に調節してください!」と注意されます。
アラートを一旦停止しても、湿度が改善されていなければ3時間ごとに注意されます。
アラートの設定そのものをオフにすればいいんじゃないかという話ですが、取扱説明書を確認するのが面倒なのでオンのままにしています。
冬は天気が悪かったり洗濯物が乾ききらなかったりするので、室内干しを嫌がる父を騙す毎日です。
室内干しをする時、父はエアコンのモードを衣類乾燥にするのですが、これがくせ者で、やたら暑くなったり寒くなったりするので私は大嫌いなのです。
なので父がトイレに行っている間にこっそり冷房・暖房の風量MAXに切り替えます。ゴーっと風の音がしていて羽が洗濯物に向いていれば、モードが切り替わっていることに気づきません。簡単に騙せるので助かります。
そもそもなぜ父がそんなにも湿気を嫌うのかというと、「家が湿っているとカビが生えるから」という理由です。なので、わざわざ家を湿気させる加湿器などというものがなぜ世の中にあるのかも理解できません。
父の言い分もわからなくはないですが、20%台は低すぎます。
父は潔癖症で手を洗いまくっているので元々油分がなく、そのせいで冬は手がアカギレで血まみれになっています。
お風呂で体を洗う時も肌を剥がすつもりなのかというほどこすっているので、ところどころ傷になって血も出ています。「身体が痒い」と言うのですが、全身の肌がパッサパサなので当たり前です。
保湿剤やらハンドクリームやら塗ってあげるのですが、湿度20%では一瞬の効果しかありません。
しかし、自分の手が血まみれになる原因や身体が痒い原因が湿度のせいであるということは絶対に認めないし、「肌が傷ついているとウイルスが入ってきて病気になる」と説明しても、「そんなことあるわけない」と言い張ります。
父に加湿器の存在価値を理解させるには、実際に買ってみるしかないという結論に至りました。
父の肌がパッサパサなのは自業自得ですが、父につき合わされて私の肌もパッサパサなのは納得いきません。
母は、加湿うんぬんではなく「物が増えて邪魔になるのでいらない」と言います。
しかし、部屋が湿気ようが、加湿器が邪魔になろうが、私がもう我慢の限界です。
そんな高い物はいらないけれど、一応メーカー品がいいな…老舗メーカーは高そうだしな…アイリスオーヤマで手を打とう!
検索してワラワラと表示された「ハイブリッド式加湿器PH-UH35」に決定。
パッと見のデザインと本体の大きさと値段で決めました。
本体寸法は幅230×奥行165×高さ312mm、適用床面積は6畳~10畳です。値段は5,680~7,000円ぐらいです。
実は、私の家では設置する部屋の大きさと加湿能力が合っていません。わかった上で、購入しました。本体が大きいと、親に余計に文句を言われるのでコンパクトさを優先したのです。
我が家は廊下がない間取りで、部屋がすべて隣接しており、動線も兼ねているため、行き来の多い部屋の仕切り戸は開放しているのが常で、結果、20畳ぐらいの空間になっています。
6~10畳用の加湿器で20畳分を加湿するのは無理がありますが、それでも加湿器があるのとないのとでは大違いだということが今回わかりました。
加熱超音波式(超音波式×ヒーター)のハイブリッド式です。タンクの容量は4.5Lです。
ヒーターのオンオフができるので、超音波だけの加湿も可能です。タンクが大きいのでそれなりの大きさはありますが、届く前に予想していたよりコンパクトに感じました。
アロマオイルを使用することができます。直接水タンクに入れると故障の原因になるので、オイルはアロマトレイに入れます。
本体を斜めにすると水漏れします。取扱説明書には、「水を入れたまま移動させてはいけない」と書いていますが、移動させたい時もあると思います。その際は、床面から平行に少しだけ持ち上げてゆっくりと、そぉーっと慎重にすれば、数メートルぐらいなら水をこぼさずに移動できます。
稼働音については、私は全く気になりません。
どこかのYouTuberさんが、30dbと言っていました。30dbとは「耳を澄ませば聞こえるレベル」です。すでに耳が遠くなっている初老の私には「何も聞こえない」です。
音の感じ方は個人によるので、寝室で使用する人の中には「寝れない」と言う人もいると思いますが、この加湿器の稼働音で寝られない人は、かなり耳が敏感だと思います。
吹き出し方向は自由に買えられます。大小組み合わせでそれぞれ別の方向にできます。手動で吹き出し口を回すだけです。超音波式で蒸気が熱くないので、使用中でも向きを変えられます。
本体操作は前面にある6つの丸いボタン(電源、ヒーターのオンオフ、湿度設定、おやすみモード、タイマーの設定、ミスト量設定)をタッチするだけで、特に難しいことはないです。
我が家の場合、置いている場所の高さによるのか、加湿器の湿度表示と電話機の湿度表示が全く違います。電話機の表示の方が10%ぐらい低いです。
そうなると、湿度設定を高くするか、連続運転にしないと蒸気がすぐに止まってしまうわけで、今のところは連続運転にしています。
タッチパネル部分には製品保護のためのシートが貼られていますが、剥がさなくてもタッチパネルは動作します。シートを剥がすと表面はもっとツルピカのはずですが、傷防止に丁度いいので自然に剥がれてくるまではこのままで使います。
リモコンは、段差のない少しふくらみのあるタイプのボタンで、CR2025の電池がセットされていて、透明のプラスチック片をひっこ抜くとすぐに使えます。
リモコンでしか使えない機能があるわけではないので、使用中に頻繁に設定を変更するような人でなければ、紛失しても壊れても困らないかと。
給水はちょっと面倒です。吹き出し口を取り外すと穴がありますが、加湿筒という蒸気の通り道であって、上から給水できるわけではありません。
給水タンクは取り外し式で、給水口を下にして本体にセットします。人気上昇中の上から給水できるタイプではなく、従来タイプです。
水の交換は、
といった手順で、なかなか大変です。
タンク容量が4.5Lなので、満杯に入れると重いです。タンクを落とさないように運び、逆さにしてセットするのはかなりの腕力がいります。
腕力に自信がない人は水の量を半分にした方がいいと思います。だったらなぜ4.5Lを選んだのかということにはなりますけど、落とすと危ないので。床が凹んでもつらいですが、足の上に落としたらたぶん骨折します…
本体に上から水を注げるタイプの加湿器の方がラクそうですけど、私は今のところ従来式でも何とか大丈夫です。初老の運動不足ですが、まだ4.5L持てるだけの腕力があるので。
水タンクが大きいので長時間使えます。取扱説明書の仕様では、約12時間(室温20℃・湿度50%の場合の目安)となっています。
実際どうかというと、私の家の場合だと、ヒーターON・蒸気量MAXのハイブリッド設定で12時間連続で稼働させても、水が1/3ぐらい残っています。
ということは、蒸気量を加減しつつ、就寝中は使わないなら2日ぐらい持ちそうです。しかし、取扱説明書に書かれているとおりに「毎日水タンクを掃除する」なら、1日で残りの水を捨てて掃除することになるので、結局2日使えない…
そう考えると、大容量だからいいというわけでもなさそうです。就寝中に加湿器を使わないのなら、2.5Lぐらいのタンクの製品の方が使いやすいかもしれません。
給水も面倒ですがお手入れはもっと面倒です。この商品がというより、従来型の加湿器全般的にそういうものらしいです。
基本のお手入れ方法は、
などあり、本体の掃除まで真面目にすると30分ぐらいかかります。
水タンクは、少量の水で振り洗いします。形状がポリタンクみたいなもので、手を突っ込んで洗うことができないので、汚れが気になる場合は中性洗剤を垂らして振ります。形状的に水切れが悪いので、完全に乾かしたい時は蓋を開けて数時間放置しないといけません。
本体を乾かす時は、水を捨てて柔らかい布で拭きます。凸凹しているので拭きにくいです。狭いところまで水滴を取ろうとすると綿棒が必要です。
頑張りすぎて水位センサーや超音波振動子に傷をつけないように注意です。付属のブラシでやさしく掃除してくださいと書いています。
本体の水を捨てる時は、送風口側ではなく給水プール側から捨てます。送風口から水が入ったらマズイのでしょう。
電源コードは本体にくっついていて取り外せないので、誤って濡らさないように注意です。
抗菌銀カートリッジは水洗いのみです。洗剤で洗ってはいけません。
吸気口は本体の底面にあります。吸気口カバーを取り外してゴミを取り除きます。吸気口カバーについているフィルターを破損しないように注意です。
お手入れの基本は水洗いで、薬剤を使用してはいけないと書かれていますが、専用の洗浄剤なら大丈夫そうです。
加湿器用洗浄剤といっても種類があり、
など、それぞれ用途が違うので同時に使ってはいけません。
また、加湿器のメーカーや機種によっては使ってはいけない成分もあり、確認が必要です。
私はとりあえず、コジットの「パワーバイオ 加湿器のカビきれい」というカビ・ヌメリ抑制剤を購入しました。長年使っている「パワーバイオ お風呂のカビきれい」と同じシリーズなので、安全性は大丈夫だろうと信じて。
タンクの水1Lに対して2滴入れます。1日4滴で4ヶ月(125日)ほど持つらしい。私の加湿器は4.5Lなので9滴ですが、タンクの水が無くなるまで使って交換していくなら、同じぐらい持つはず?
初めての加湿器で、購入してまだ半月なので、カビが発生した経験がなく、効果の比較はできません。カビの実験はしたくないので、パワーバイオを使い続けてカビが発生しないことを祈ります。
加湿器なんてどれも同じでしょ?水を入れて電源入れとけばいいんでしょ?ぐらいに思っていましたが、
いざ買うとなると、加湿器には4つの種類があって迷うことに。
私が選んだのは、ハイブリッド式(加熱超音波式)でした。
カビ菌や雑菌のことを考えれば、蒸気が熱々のスチーム型ですが、家族全員が注意力散漫なので火傷しないように超音波式にしたかったのです。
しかし、超音波式はカビが生えやすいということで、ヒーターをプラスしたハイブリッド式にしました。
買ったら買ったで、お掃除に悩むことに。
たとえば、本体の給水受けも水タンクの色も黒なので、ヌメリもカビも水の変色もわかりにくくない? とか。
この アイリスオーヤマ 加湿器 PH-UH35 は、本体の色を4色から選べるので、お手入れのことが気になる人は、給水受けが白で水タンクの色が透明なものを選ぶ方がいいかもしれません。
また、カルキについては、数回使っただけで給水受けが全体的に白っぽくなり、白い塊もチラホラと。バックが黒だと白は発見しやすいのですが、目立ちすぎると掃除してない感が出てしまいます。
今のところは布や綿棒で拭くとカルキらしきものは取れますが、カルキが酷くこびりついてどうしようもなくなったら、カルキ除去剤で漬け置きするかもしれません。
ただそうなると、「超音波振動子にクエン酸は大丈夫なのか?」という疑問が出てきます。
取扱説明書によると、「酸性の強い洗剤はダメ」となっています。ネットで検索すると、「クエン酸は弱酸だが、弱酸の中では強い方」となっていて「弱いんか強いんかどっちやねん!」と。
ですが、大手老舗メーカーの記事でもクエン酸でのカルキ除去を推奨しているぐらいなので、加湿器洗浄用として売られているクエン酸洗浄剤なら大丈夫でしょう。
ズボラ人間なので、ちゃんと手入れできる自信がないのですが、菌をまき散らして健康を害しても困るので、なんとか掃除を頑張りたい。
そういえば、知人が「必死で掃除を頑張る時間が無駄のような気がする。千円~2千円台ぐらいの加湿器をどんどん買い替える方がいいのでは?」と言っていて、それもアリのような気がしますが、やっぱりもったいないなと。すぐ壊れる某国の怪しい製品なら話は別ですが。掃除すればある程度長持ちする製品なら掃除して使いたいなと思いました。
加湿器を使用していると、電話機についているセンサーの数字が、10~20%ほど上がります。
私が気付いた範囲では、加湿器なしで最低が21%で、加湿器ありで最高は46%です。
数字の差は天気と建て付けのせいでしょう。天気予報で全国的に湿気が高ければ我が家の湿度だって少しは高いはず。また、すきま風が酷い家なので、特に風のキツイ日は加湿器の蒸気も部屋に溜らずに湿度は上がりにくいと思います。
本体のコンパクトさを優先したため、もともと部屋の大きさに対して加湿器の能力が全く足りてないことを考えると、10~20%の上昇はかなりの効果だと思います。
なお、湿度40%以上になると電話機に怒られなくなりますが、我が家はだいたい40%前後のボーダーラインです。
よって、加湿器を買っても完全に電話機アラートから逃れることはできていませんが、頻度は減ったのでかなり静かになりました。
父がどんなに嫌がっても加湿器をつけっぱなしにした結果、アカギレはかなり改善されたように思います。
40%台でも決して高い湿度ではありませんが、なんせ元が20%台で砂漠並みでしたからね…
アカギレでパンパンに腫れあがっていた手にシワが戻ってきました。腫れがひいて指が長く見えます。
おそらく、加湿器だけの効果ではなく、湿度が上がることにより肌荒れクリームの効果が持続するようになった結果だと思います。
本人も「手がきれいになってきた」と喜んでおり、設置した最初の頃のように「こんなワケのわからんもん、スイッチ切れ!」とは言わなくなりました。
ただ、父は蒸気を煙と思っています。ちゃんと説明したのですが、いまだに吸ったら死ぬと思っていて、息を止めて加湿器を避けるように遠回りしています。
加湿なのだから蒸気に決まっているし、室内で煙をたき続けるわけないし、煙でアカギレが改善されるわけないし、ちょっと考えればわかりそうなものですが、
やっぱり父は加湿器の意味がわかっていません(笑)
以上
うちの加湿器は保温ポット型の保温ポット的な奴です。タ◯ガーなので、まんまですね。一度壊れましたが、また同じタイプのを探して買い替えました。
何故これにしたのかというと、掃除が楽だからです。これ以外の加湿器(気化式、ハイブリッド式、加熱式)を過去にいくつか買いましたが、みーんな最後はひたすら掃除が面倒になり、部品交換の手間が嫌になったところで買い替えてました。
今後のお掃除レポートをお待ちしております!
KYOさん、コメントありがとうございます(^^♪
そんな保温ポット的な加湿器もあるのですね。確かに、掃除ががすごいラクそう!
でも、ずっと沸騰しているポットが頭に浮かんだので、すごい電気代がかかりそうに思ったのですが…
そうかも。。。
加湿パワーは結構凄いので
夜と休日しか付けないで済みましたが
一日中家にいるとどうでしょうね?
あと入れるのはお湯にしてました。
加湿パワーは魅力です!電気代は工夫しだいというところですね!